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天音花香の小説をUPするブログです。個人サイトの小説はこちらに移しました。現在二時創作と短編を中心に書いています。
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天音花香
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女性
職業:
主婦
趣味:
いろいろ・・・
自己紹介:
小学生のときに、テレビの影響で、小説を書き始めました。高校の時に文芸部、新聞部で文芸活動をしました(主に、詩ですが)。一応文学部でです。ですが、大学時代、働いていた時期は小説を書く暇がなく、主婦になってから活動を再開。

好きな小説家は、小野 不由美先生、恩田陸先生、加納朋子先生、乙一先生、浅田次郎先生、雪乃 紗衣先生、冴木忍先生、深沢美潮先生、前田珠子先生、市川拓司先生他。
もう一つのブログでは香水についてレビューをしております。
http://yaplog.jp/inka_rose/
こんな私ですが、宜しくお願いします。





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こんばんは、天音です。

この小説ブログ、そしてもうひとつの香水ブログに載せている全ての作品の著作権は天音花香にあり、放棄しておりません。
無断転載、無許可の販売は禁止です。
某サイトにて著作権侵害、違法販売されていた私の作品の販売が停止されました。
FC2さまと応援してくださった皆様方のおかげです。本当にありがとうございました。



この「白昼夢」、もう少し短く終わるかと思っていたのですが、書いているとなかなか進まずまだ終わりそうにありません(苦笑 ラストは書き終わっているのですが、間がまだ抜けております。
主人公がいつも書くタイプと違うのでそれもあるかもしれません。
でも書ききりたい作品なので頑張ります。
前回「前半」と書きましたが、たぶん後何回か続きそうなので、今回は2にしておきました。


それではお楽しみいただければ幸いです。

最初から読む


ココから小説



 リュウ王は40歳半ばぐらいの男で、豊かな髭と静かで自愛に満ちた瞳をしていた。だが優しさだけではない強さがあった。
「そなたの祖父についてはよく耳にしておる。だが、私はそなたをそなたとして見る。祖父の名や女であることは気にせずともよい。私は才ある者が欲しいのだ。そなたの力を私に貸してくれ」
 リュウ王にそう言われたとき、瞼の奥がじんと熱くなるのを感じた。私を見つめる瞳はどこまでも澄んでいて、嘘偽りがなかった。この方は私を私として評価してくれるだろう。私はこの方に一生仕えようと心から思った。
 また、ツキの兄であるアキ殿にも会った。
「お噂はツキからきいております」
と言って柔和に笑ったアキ殿は口元がツキに似ていた。だが、ツキよりも線が細く、文官らしい雰囲気であった。
 私がリュウ王に仕官して半年。ツキがソン国に仕官することになったと風のたよりに聞いた。ソン国とはまだ戦にはなってはおらず、私は少しほっとした。


 
 仕官して私は初めて現実を知る。
 戦場は机上とは違う。ツキと戦術について何時間も語り合ってきたが、語るだけと実行するのは重みが違いすぎる。戦場は常に死と隣りあわせなのだ。仕官して幾ばくかの、命令されるだけの時期はまだよかった。
 28歳で私は将軍になった。自分の命令で兵の命が左右されるようになり、私は自分の才を過信し仕官を考えたこと自体を悔やむことが増えた。
 同じ頃にツキがソン国の将軍になったと聞いた。やはりツキの才能はずば抜けていたのだ。



 「ヨル将軍?」
 私が陣営にてあまりの暑さに髪をあげ、うなじを拭いていたときだった。
「なんだ、フユ?」
 副将軍のフユが私の顔をじっと見ていた。
「ヨル将軍は美しい方なのに、いつもはどうしてそんなに顔を隠しておいでなのです? そのように髪をあげていらしたらいいのに」
 そう言って、フユは私の髪に手を伸ばした。
「触るな」
 反射的によけて、私は髪を下ろした。
「も、申し訳ございません!」
「いい。少し一人にしてくれ」
「は」
 鼻が奥がつんとして、私は目を手で覆った。
 ――「ヨルさんは美しいのになぜ顔をお隠しになるのですか?」
 ツキがそう言って私の髪をそっとあげた日が昨日のように蘇る。柔らかな眼差しが。近づいて気付いた意外と細い前髪が。そして指が。ツキの指は細長く、そして思ったよりも骨ばったものだった。
 触られた髪が覚えている。ツキの指を覚えている。ツキを覚えている。
 ツキ。ソン国でお前は何を思っている?
「――くっ」
 私は胸の痛みを吐き出すように息をして、苛立たしげに前髪をはらった。
 いけない。いつのまに私はこんなに弱くなったのだろう。しっかりしなければ。ツキはきっと仕官を後悔なんてしていないだろう。私が、私が甘かったのだ。
 ツキに会いたい。けれど、会いたくない。会うときは戦場でなのだ。でも。それでも会わなければならない日が来るのなら。お前に恥じぬ私でありたい。  

 




 広間はざわついていた。私が一人でツキを追ったこと。そしてとり逃がしたことを責める声があちこちから聞こえてきた。
 私は膝を折り、ただ頭を深く垂れてリュウ王の前で微動だにしなかった。
「もう一度訊く。橋は焼かれていて、ツキは逃げた後だったのだな?」
「はい……」
 私は頷くことしか出来なかった。
「……面を上げよ」
「……」
 私はゆっくり顔をリュウ王の方へあげた。私の目にはどんな光が宿っているのだろう。私がどんな目をしていても、リュウ王の私に向ける眼差しはやはり真っ直ぐで、迷いがなかった。
 きっとこの方は分かっているのだ。
 一瞬がとても長く感じられた。
「分かった。
この度はケイ城攻めご苦労であった。ケイ城はリュウ国とソン国が接する要である。ヨル将軍。ケイ城をそなたに任せる」
 ざわめきがどよめきに変わった。
「リュウ王! ヨル将軍では心もとないのでは!?」
 上がった声に、
「今までのヨル将軍の働きをそなたたちは見てこなかったのか?」
 リュウ王が一喝すると、辺りを見回すようにしながら一人ひとりが口を閉ざした。
「ヨル将軍は明日ケイ城に発つように」
 リュウ王はそれだけ言うとその場を後にした。
 見えない鎖が私を徐々に縛っていく。リュウ王は分かっているのだ。信頼こそが私を最も有効に縛るものだと。
「フユ、兵に支度をさせろ。お前も用意しろ。そして今日はゆっくり休むように言え」
「は」
 私は自室への足を急ぎながら一ヶ月前のことを思い出していた。
 



今日はココまで。


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場面が次々変わり、読みにくくてすみません。
本当は次の部分まで書くのが一番なのですが、長くなりそうなので今日はここまでで。
全て書き終わったら一つにまとめようと思います。
そのとき手を加えるかもしれません。
もう少しお付き合いいただければと思います。


レギオンの二次創作も進めたいし、いざ、出撃! 恋戦もまだ書きたいものがあるし、まとまった時間が、そして思ったらそれが文章になるようなものがあったら! なんて考えます。夜中になればなるほど文章が進むので本当は夜中に書きたいのですが、最近はきつくてパソコンを夜中に開くのが億劫であります。
が、頑張ります。


  ここまで読んでくださりありがとうございました。
 拍手、ときどきいただいております。嬉しいです。一言あるともっと喜びます。

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 それではまた!               天音花香 



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