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小説をおいております。 『いざ、出陣 恋戦』シリーズの二次創作、『神の盾レギオン 獅子の伝説』の二次創作、そして、高校生の時に書いた読まれることを前提にした日記と、オリジナル小説を二編のみおいております。
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プロフィール
HN:
天音 花香
性別:
女性
職業:
主婦業メイン
趣味:
いろいろ・・・
自己紹介:
小学生のときに、テレビの影響で、小説を書き始めました。高校の時に文芸部、新聞部で文芸活動をしました(主に、詩ですが)。大学時代、働いていた時期は小説を書く暇がなく、結婚後落ち着いてから活動を再開。

好きな小説家は、小野 不由美先生、恩田陸先生、加納朋子先生、乙一先生、浅田次郎先生、雪乃 紗衣先生、冴木忍先生、深沢美潮先生、前田珠子先生、市川拓司先生他。

クリックで救える命がある。
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こんにちは。天音です。

未来の誰かに贈る日記も今日はお届けいたします。

片思いのことと、他のことに対する考えの差が読んでいると凄くて自分でも驚きます。

そんな高校生の私ですが、共感していただけるところが少しでもあれば嬉しいです。

それではお楽しみいただければ幸いです。


このブログ、小説ブログに載せている全ての作品の著作権は天音花香にあり、放棄しておりません。
無断転載、許可のない販売は禁止です。






ココから日記

最初から読んでみる



一九九七年三月二十八日



 独り言。
 なんだか寂しい、な・・・。理由はないけれど。私のこと考えてくれる人、いるけれど。でも、なんだか埋まらない穴がぽっかり空いている。信じている人ほど、「実は心中では私のこと相手するの嫌だって思っているんじゃ・・・」と思ってしまう。失礼だとは思うけれど。私って嫌な奴だな。恐いんだ。全てが嘘の様な気がして。受け入れているくせに、心の底では疑っている自分がまず恐い。私は昔から一番になれない人なんだ。気さくだし、楽しいらしく、友人は多い。でもね、心の中を話せる友人の一番にはなれないんだ。私の一番の人は、多分私を一番にしていない。友人にランク付けなんてないって言われるかもしれないけれど。確かにそう、なんだけれど。誰かの一番になりたいな。
 虚しい、な・・・。楽しいのは一瞬なの。その後虚しさが残る。なんでかな。私が一生懸命じゃないからかな。やることはやるの。でもね、どのくらいやればいいか分からないの。いつも中途半端。もっとやれたのにって後で悔やむの。苦しいから逃げるなんて卑怯なのに。だから中途半端になってしまうのに。分かっているのに。私、本当に一生懸命になったときあるのかな。「頑張った」って思ったときも、時間が経つと自分でそう思っているだけなんじゃ、と思うの。こんなんじゃ駄目だね。前向きに。
 


一九九七年 四月一日


二匹のウサギさんを追って何が悪いのさ。気持ちをひとつにしろってそんなの無理だよ。どちらも大切。どちらも本気。勉強も恋愛も。どちらかを諦めるなんてできないし、それは逃げだと思う。私はどっちも頑張っちゃうんだから! 最近もO君の夢が多い。夢の中でO君は何も言わないし、表情も変えない。ただじっと見て様子を伺っているような感じ。何を意味する夢なのかな。

ただいま、熊本の祖父の家。



一九九七年 四月一日

独り言。

何でも気持ちの問題だよね。ある人は難しくないって思っても、もう一人の人が難しいと思えば、もう一人にとってはそれは「難しいもの」として認識されるわけで。でも自分の気持ちだけじゃ定まらないものもあるね。
人間関係。
「友人」「恋人」
いくらこっちが思っても、相手がそう思っていなければ成立しない。難しいな。

怖いものがたくさんある。「高いところ」「速い乗り物」「蜂」「蛇」etc.
全部自分に害が及ぶ可能性があるもの。「高所」なら落ちる可能性。「蜂」なら刺す可能性。その可能性をまったく不可能にするために恐怖の感情が起こって、それから少しでも離れようとする。防波堤ってやつだ。どうも私にはそういうところがある。絶対安全じゃなければ嫌だ、みたいな。
RPGでもそう。低レベルギリギリで倒すことを普通は楽しむんだろうけれど、私は全部備えて、レベルもこれなら絶対負けないってとこまであげなきゃ倒しにいかない。臆病なんだよね。そのくせ、表ではそれを隠そうと意地を張って……。だからバレルと皆驚く。私そんなに強くないんだけどな。



一九九七年 四月二日


O君の夢。このところ毎日。前はじっと見て様子を伺っているようだと書いた。その後は二人で話していた。親しい友達という感じだ。今日はなぜか二人でお酒を飲んでいる夢だった。そして本当に都合のよすぎる夢だと我ながら思うし、願望の表れだと思う、けど……っ。プロポーズをされる夢なのだ! うわー、恥ずかしい!! でも、いいなあ。本当になればいいのに! そのほかにも今日はたくさん夢を見た。夜洗面所にいるときに地震がある夢とか……。そしてこれもまた凄いんだけれど、劉備玄徳の専属スパイなるものをしている夢。曹操軍の様子を探っては報告するの。途中で老武将に会って、劉備軍へこないかと誘って見事仲間に入れたりだとか。楽しかったなあ。

10日はテスト。そろそろ頑張らないと。

今日は弟と弟の彼女の誕生日プレゼントを買いに行った。



一九九七年 四月二日


 「あなたのおかげで助かる」という感謝の気持ちって、凄く嬉しい。自分の存在を認められたような気がする。「あなたがいてよかった」って。やっぱり、生きているからには必要とされたいもの。
 ぬくもりって好き。特に人間の体温。だから手の温かい人とか好き。「あー、この人、生きてる」って感じる。温かいと心までぽかぽかする感じ。逆に寒いのは嫌い。心までなんか寒くなる。マイナス思考にもなる。思うんだけれど、「さみしい」って、「さむい」からきてるんではないかな。心がね、寒くなるの。我知らず、寒いと感じるの。寂しいってそんな感じではない?





一九九七年 四月七日



 最近凄く疲れが溜まっている。眠っても寝足りないという感じだ。体がだるくて、感覚がない。ときどき力が入らなくて、体が自分のものではないみたい。テスト近いのにな。
 以前、友人に「O君のどこが好き?」と聞かれたことがある。そのとき私はすらすらと答えていた。そのとき、彼女に「じゃあ、まだ本当に好きじゃないんだよ」と言われて、むっとしたが、彼女の言葉が今は少し分かったような気がする。今は多分答えに困ると思うから。最初の頃は、O君像が、O君を分かっていないからこそはっきり固まっていた。でも、新しい面を見つける度に、それは壊れていった。そしてもとの像とはかなり違う像が浮き上がってくるんだ。まだ、全然不完全だけれどね。でも、嫌いになることはなかった。そりゃ悪いところもあるよ。でも、そういうのをひっくるめて好きだなって思う。「好き」って本当に不思議な感情だよね。




一九九七年 四月七日


O君に電話をしてみた。おばさんがでた。バイトに行っているらしい。
「12時頃はもう寝てるのかな」「いえ、起きてますが」「11時過ぎにしかもどらないので、そのころかけるか朝でもいいけど?」「でも……12時は遅いので、皆さん寝ていらっしゃるのでは……」「うちは遅いから大丈夫よ」「朝は何時ぐらいまでならいるのでしょうか」「9時ぐらいまでいると思うけど?」「あ、えーっと、じゃあ12時にかけます」「そう、じゃあごめんなさいね」
つくづく、さっぱりしたいい人だなあ……。なんか、好きだな、おばさん。
ケンタッキーでバイトしてるんだって。んで、朝はバイクの免許を取りに。車はでかいし、邪魔でかっこいいと思わないんだって。バイトの日は朝の2時ぐらいまで起きてるらしい。
そして。浪人するんだそうだ。予備校はやはり駿○にいくらしい。O君はやっぱり自分のやりたいことをいろいろやる人だなあと感じた。
「バイクの免許とればいいやん」
私は、
「バイクは怖いから……」といった。
O君は6時間寝れば十分と言っていた。風も気合いれときゃひかないって。夜いろいろ考えて寝られない人は早死にするよと言われてしまった。がーん。なんだかいろいろ話したような……。
「一年なんてあっというまって。浪人は楽しいって先輩も言ってたよ?」
浪人が楽しい……。そうなんだろうか?
で、話がどんどん長くなるので、何度も、
「じゃあ、頑張ろうね」
となるんだけど、また話し出しちゃうのも私。結局はやっぱり、
「じゃあ勉強もバイトも免許も頑張ってね」
「そっちこそ頑張って」
「うん。ありがとう」
「それじゃあ」
「うん。おやすみなさい」
で終わった。
O君と話していると思う。私ってつまんない人間だなって。




一九九七年 四月八日


 友人K子に電話をした。今日、K子は北九州に行ってしまうからだ。
 私は今、凄く不安定だ。何かを恐れている。大学ってどんなところなんだろう?正直言って、取り残されるようで恐いんだ。行かれるというのは、こんなに寂しく、不安になるものなんだな。
 私は言った。「私、今、弱気じゃない?マイナス思考になって困る。O君凄い。自分のしたいこと存分にしてて、楽しんでる感じ。生きてるって感じ。でも、私は?私、何をしてても、あとの勉強のことを考えると純粋に楽しむことができないの。本当に私ってつまんない子だな。私は今、自分に自信が少しも持てない。それが返って不安を招くのかもしれない。
浪人ってやだね。凄いプレッシャー。一年多く勉強するから、余計に現役に負けるなんて恥って気がする」
 K子は言った。「ときに見栄は原動力になる。確かに汚い。でもそれを利用すればいい。それから、浪人についてだけれど、自分の意思で浪人を選んだのは、凄く意思が強いと思う」
そうかな?ちょっと救われた。みんな頑張っている。一度しか「今」という時はないし、もちろん繰り返すことも、やり直すこともできないのだから、やはり一生懸命やらなくては。私、頑張ろう。気合、だ!          



一九九七年 四月九日


明日はテスト。
「数学はある程度パターンがあるからそれを覚えると楽になる」
O君大先生の言葉が蘇る。が。その前にパターンもだけど、公式も忘れてるよ! どないしよう。どうにでもなれ!!
しかし……。電話の会話とかは覚えちゃうのになあ。もっと言えば三年も前のT先生との会話でさえいまだにほとんど覚えてるのに。やっぱり覚える気があるかないかの問題なんだろうね。O君の言う「気合」の問題だ。とにかく頑張るっきゃない。
そおいえば、電話で思い出しちゃったけど、七日の電話で私、かなり凄いこと言っちゃったんだよね。
「たいした用じゃないんだけど、やっぱ、せっかく電話するんだから、O君の声がききたいなと思ったのでありまして……」
なんて、マジ、思い出したら顔から火がでそうだよ! でも失言って覚えてしまう。言って後悔するから。
中一のときに、確か塾である男子にノートをかりてて、それを返すときにその男子を探してて、「○○のばか~! ノートいらんのか?」とか言ってしまったんだ。後で謝ったけれど、結構ぐさりとくるもんだよね、そういう言葉って。本当に申し訳なかった。
他にも勘違いして随分はずしたこといっちゃったりしたときとか。覚えてる。
ま、誰にも失敗はあるさね。暗いぞ。明るく行こう!



一九九七年 四月十日


久々のテスト。む、難しい……。疲れました。
自己採点、数学124英語146国語161……。これがセンターじゃなくてほんとよかった。
しかし、私、数学も不得意なんだなあ……。実感。苦手とかじゃなくて、能力がないってやつね。さあ、この一年が勝負だもの。今回はテスト勉強あんまりしてなかったから仕方ないと思って。これからどんどんあげていきたい。成績。
話は変わって……。受験で劇痩せした私は受験が終わってぶくぶく太りだしている。三キロぐらい太ったよ? O君、痩せてるもんなあ……。
弟曰く「女は違うかもしれないけれど、男はまず外見を見る。ブス、デブは問題外」
だそうだ。
うう……。そうなのかなあ。なんか悲しい。顔は仕方ないと思うのよね。生まれつきだもん。別に嫌いってわけじゃないけど、確かに美人ではない。体重は……努力しだいってやつか。勉強もだけど、運動もしなくちゃなあ。とほほ。



一九九七年 四月十一日


うちの母は煩い。ストレス解消にピアノ弾いてるのに、「勉強しないでピアノばかり」から始まって、もうずーっと小言ばかり。余計にストレスたまるから、ピアノを弾く時間もおのずと長くなる。
「居候の身で」って、あんたねえ、私はお母さんの子供なんだから、家に住んでもいいんじゃないの? 
「浪人の身で」
って、浪人の私には人権もないのか!? 勉強ばかりしてたら気が狂っちゃうってーの。机の勉強だけが勉強じゃなーい!!いないとさびしいけれど、いると煩い母。母親ってさ、もっと穏やかで優しくて影でいろいろ支えるような人じゃないの? ああ、苛苛するなあ。O君のお母さんがうらやましい! いいなあ。





一九九七年 四月十一日




 「脳死は死か否か」最近問題になっていることだ。自由英作文の練習にさえ出てきたほど。日本語でも難しいのに、英語で書けるか!と思い、「制服はあるほうがいいか、ないほうがいいか」のほうを選んでしまったけれど。
 私は、よく「死」について考えるのだが、「死」とは・・・と考えると、「こうして考えている私がいなくなること」イコール「考える意思がなくなること」という結論に私の場合は達する。従って、私の結論では脳死は死となる。人間は考えることができるからこそ人間なのだ。たとえ息をしていても、その人の頭が無に支配され、何も感じないようであれば、その人自身にとっては死んでいるのと変わりはないのだ。だから、私は自分が脳死の状態になったら、臓器移植に使って欲しいと思っている。(本当に、意思がなかったらだけれど)私の臓器によって、人の命が助かるなら、これほどよいことはないし、自分もその人の一部として生きられるというか・・・。そんな感じがするのだ。しかし、だ。問題は本人ではなくて、その周りである。私はふと考える。私の家族や、友人などの大切な人が「脳死」になったとする。「脳死は死と同じです」ドクターに言われるとする。さて、認めることができるだろうか。触ったら温かい。心臓もトクトク言っている。なのに、臓器移植のためにメスを入れる。心臓も止まる。分かっている。もう意識が戻ることはないと。でも、でももしかしたら。記憶は失っているだろう。障害が多く出るだろう。でも、それでも意識が戻ったら?戻るかもしれなければ?と考えてしまう。その希望がメスを入れることで霧散する。温かかった手が冷たくなって・・・。ドクターを恨んでしまうかもしれない。臓器によって助かった人を妬むかもしれない。心臓が動いている。それだけで周りの人は、その人が、人として存在しているような気になるのだ。具現していることで、見る度に、脳裏にその人の性格が鮮やかに蘇る。そして、その性格が存在する体に残っているのだと錯覚する。だから、その人は、周りの人にとっては「生きている」ことになりはしないか。
うー、私の低レベルな頭ではこの辺が限界なので、この話題はもうやめます。





一九九七年 四月十二日


今日はテストのやり直しをして、中学のときの友達に会って、いろいろ話した。彼女は専門学校に行くため今年は会社で勤めてお金を貯めるようだ。凄いなあ。元気そうだし、話も弾んで楽しかった。また会おう、ということで別れた。

「会えない」って怖い。電話だけじゃ分からない。O君はバイトでも予備校でもいろんな人に会うわけで、毎日少しずつ変わっていく。私の知らないところが毎日増えるわけだ。少しずつ近づいていけば、発展していけば……なんて甘い考えを持っていたが、別のほうへ惹かれていけば私は邪魔になるわけで……。そして、一年後には県を出る。不安でたまらなくなる。
だめだなあ。毎日O君のことばかり思ってしまう。早く予備校が始まったら友達つくらなきゃ。忙しいと少し期が紛れるかもしれない。



一九九七年 四月十二日


 最近多くのことを考える。洗濯物を取り入れていると、すずめがとまって、綺麗な声で鳴いている。無邪気で可愛らしい声。風が今日は強い。でも冷たくはない。春だ。緑がきらきらしている。最近昼は眩しすぎて目が開かない。全て白く見える。目を閉じると赤く・・・。こんなに綺麗なのに。そう思って、やっと理解する。綺麗だから、か・・・。私が汚いから、眩しすぎるのだ。本当は目がおかしいのだろう。でも、そんな風に思って悲しくなったりする。
 天は二物を与えずなんて嘘だ。二物も三物も持っている人だっているのに、どうして私は何ももっていないのかな。弟が言った。「ブスな奴ほど綺麗なものが好きなんだよな」って。でも、それ、凄く分かる。分からない人には分からないだろうけれど。要するにないものねだりってやつだ。美しいものを見て、ひと時の夢を見る。仕方ないことだよね。だから、私も綺麗なものを集めるのが好き。
 両想いってどんな感じなのかな。我が弟君は両想いしか知らない。羨ましい。恋人って友人とどう違うんだろう。なれたらいいなと思う。反面、とても図々しい考えだけれど、なったらどうなるんだろうと思う。私の知らない世界。私って臆病なんだな。「そんなんじゃ何もできないじゃん」チャレンジャーであるO君に確か言われたような気が。そう、なんだけれど・・・。何でもやってみなければ分からないことなんだろうけれど・・・。私の場合、希望より、不安のほうが何倍も大きくなる。あー、この文も「だけど」が多すぎ!暗いぞ、私!元気だしていこう!


一九九七年 四月十三日


入塾式。校長が凄く気に入った。パワーみなぎるおじいちゃん。数学を教えているらしい。
心に残ったのは、なんでもこだわりを持ってやるといいということと、目が見えないのに凄い大学に入った人の話。その子は、「僕には辞書がありません」と言ったそうだ。そうだろう。点字の辞書はない。その子は点字の問題(数学の場合)をなぞって、自分の頭にそれを描いて、そこで考えるそうだ。一問に二時間ほどかけていたらしい。凄いなと思った。やってできないことはないんだ!
 そして、イメージトレーニングの先生。この人も面白かった。心理学を大学でしているらしい。受験に負けて気力を失う人が出てくるということだ。その人たちは、「うそー、なんでー」が口癖になり、「理想はそうだけれど、現実はこう」とまったく反対のものを共存させようとするそうだ。しかも自分たちの仲間を増やすために近づいてくるという。
そういう側にはなりたくないなと思ってしまった。
勝たなければ人間は優しくなれないとその先生は言った。自分をほめ続けなければと。私もそれはそう思う。やっぱり自分のことで余裕がない人は他人のことを考えることはできないと思うからだ。
まあ、いろいろたのしく時間が過ぎていった。先生曰く
「私は君たちより自分が大切です。自分に勝つためにこの台に立ってます。君たちもそうでしょう」
この先生はきっと嘘をつかないと私は思ったんだ。なんか私この予備校で頑張れそう。よーし、気合だっ!



一九九七年 四月十五日


早速友達ができた! S子の言っていた人とも仲良くなったし、楽しくやっていけそう! それに黒板消しのバイトをすることになったのだ! テキスト代が無料になり、それプラス一ヶ月につき、22日分、食券がもらえる! 五分の一の確率だったけど、当たったの! 忙しくなりそう! 頑張るぞ!!




今日はココまで。

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 それではまた!               天音花香

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