小説をおいております。
『いざ、出陣 恋戦』シリーズの二次創作、『神の盾レギオン 獅子の伝説』の二次創作、そして、高校生の時に書いた読まれることを前提にした日記と、オリジナル小説を二編のみおいております。
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こんばんは。天音です。
お久しぶりになるのかな。
最近書く短編は意味がわからないのが多いなあと自分でも思います。
小説を書くとき、登場人物に名前をつけるのが結構好きなのに、最近のは名前すらでてこない……。自分でも何で書いているのかよくわからないのですが、あえて言うなら思いつくままに書いています。
今回のタイトルは「煙草」ですが、私は吸いませんので、リアリティがなかったらすみません。
拍手ときどき頂いています。ありがとうございます。
一言あったら、もっと喜びます。
よろしくお願いいたします。
では小説いきます。
ココから小説
煙草
ピピピピ……
「う……」
私はベッドの脇に置いてある目覚ましを止めた。
七時。
「……」
目覚ましの横を手で探って、あ、と思い直す。そういえば、禁煙をしていたんだっけ。しばらく切っていない髪をわしゃわしゃとかいて、ベッドから出た。
「……」
だめだ。我慢できない。煙草、煙草……。
メイクをするより、少しでも長く寝たいから、七時に合わせてある目覚まし。
まずいな。遅れるかもしれない。でも、煙草が欲しい。確か引き出しの奥にまだ数本あったはず……。
キャミソールにショーツという、ほとんど裸に近い姿で、あたり構わず引き出しを開ける。
あった!
「ふー」
自分の口から出る煙をぼんやり見つめる。肺にニコチンが入ってくる。頭がすっきりしてきた。久しぶりの煙草は想像以上に美味しい。
「……」
なんで夢に出てきたのかな。もう忘れていたのに。
学生のときの片思いは、淡くて儚くて、なんだろう、何かに似ている。確か甘いもの……。
甘かったかなあ……。
見た夢を回想する。確かに夢は甘かった。アノ人が私に微笑みかけるなんて。手をとって電車に乗り込むなんて。
「ふ、ふふ」
現実じゃありえなかった。目を合わす事さえ恥ずかしくて、でもそれがくすぐったくて、大切で……。
今だって違う人に片思いをしているのに、今の私は、甘い何かより、煙草の方がずっと美味しい。嘘もつくし、恋の駆け引きを楽しんでいる。でも、胸が苦しいと思うのは同じかもしれない。
私から煙が出る。
「……。あちっ」
いつの間にか短くなっていた煙草を慌ててテーブルに押し付けた。
まったく、汚いな、何もかも。
「やばい、遅刻する」
おきっぱなしのスーツから一着選んで、着ながら、栄養ドリンク剤を飲む。髪を手ですいて、眉をかいて、口紅をひく。
履いても履いてもなれないピンヒールの靴に足を入れて、鍵を閉めた。
ああ、もう一本ぐらい吸いたかった、なんて思いながら、私はいつもの駅までの道を走った。
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ここまで読んでくださりありがとうございました。
暗くてすみませんです。
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それではまた必ず! 天音花香
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