小説をおいております。
『いざ、出陣 恋戦』シリーズの二次創作、『神の盾レギオン 獅子の伝説』の二次創作、そして、高校生の時に書いた読まれることを前提にした日記と、オリジナル小説を二編のみおいております。
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こんにちは、天音です。
ちょっとお久しぶりな感じですね。
大分涼しくなりましたが、来週はまた暑いようですね。うーん、なんだか気候があんていしなくて、変な感じです。
風邪などひかないようにしたいですね。
今日も「未来の誰かに贈る日記」をお送りいたします。
うーん、青春ですね! と読み返して思いました。
なんだろう。大学もゼミが大変なところだったから、研究室でみんなで居残りみたいな感じでしたが、でも、皆が一つの事を目標に頑張るって言う感じではなかったですね。
当時感じていたことは正しいかもしれないと今思う私です。
もちろん、高校卒業しても、頑張るところは頑張ってきたとは思うんですけどね。でも、やっぱり昔の日記を見ると、自分が年をとったな、と感じてしまいます。
青春って味わえる時期があるんだろうなあ……。その時期にある方、もう、力いっぱい青春してください! その時期を過ぎた方、それでもがんばっていきましょう!
ココから日記
最初から読んでみる
一九九六年 九月十日
好きな人が同じ学校にいるって、なんて素敵なんだろう! 同じ学校で、同じグラウンドで運動会の練習をしているというだけで、私は幸せ! この頃は後頭部だけで彼だと判断できるようになってしまった。他の男子はみんな同じに見えるのに、好きな人だけが浮き出て見える。私の目は正確にあの人だけを追ってしまうんだ。さらに、段々行動パターンが読めてきたから、余計に目に付くようになっている。好きって感情は凄いな。
夜とは言えない
でも日は沈んでて
空は深い青
一筆で描かれた
すじ雲は
淡く光って
オーロラのよう
一日で 最も私の好きな空
一九九六年 九月十五日
今日は運動会の当日! 十分ほど集合に遅れてしまった……。ま、いーか(反省しなさい)。
今回は実を言うと、最初練習中ちょっとしらけてた。役員の中には普段だらしない(人のことは言えないけど)人がいたからだ。何を言われても、「だったら自分もちゃんとしなよ」と思ってしまう。だけど、応援コンテストとか、その他はやっぱり勝ちたいし、妥協、ということで、その人たちの普段には目を瞑って、一生懸命やるようになっていった。(もちろん普通もちゃんとしている役員もいました)
そして、今日、当日を迎えた。
棒引き。私の棒は負けてしまった。耐えたけれど、かなりひかれてしまったのだ。
網も負けた。でも不思議と悔いはない。それは悔しかったけれど、よくやったと思えたから。
男子タンブリング。結果は最下位の四位だったけれど、あの七ピラ(七段のピラミット)は一生忘れないよ! この日のために、男子は一生懸命体作りしてきたんだもんね。よく分かってるから。(個人的には筋肉質なの嫌なんだけど。特に、上半身裸だから目のやり場に困るっていうか。そういうのが恥ずかしいお年頃なのです)
女子創作ダンス、二位。本当に惜しかった!! でも、踊っててものすごく楽しかったよ。役員の子達が一生懸命作った振り付け。踊れなくなるのが悲しいほど。
そして、応コン! パネルは一番上手と言われてたけれど、声がいまいちだった私たち。今日は声が裏返るほど歌った。むちゃくちゃ勝ちたかったんだ。そして、応コン一位!!! 総合では三位だったけれど、男子のがんばりがすごかったし、女子もがんばったし、凄く楽しかった。もう、来年から味わえないんだ、と思うと、胸がぐっと詰まって凄く悲しい。さびしい。多分、これからは、今日みたいにみんなで一つになって、一生懸命やることってないね。もうちょっと最初から頑張ればよかったなあと後悔。でも本当に今日はサイコーだった。
なんとあの人は陸上αとγ二つに出ていたのです! さらにどちらも一番走者で、αは一位、γは二位で入った! すごい、凄い! 同じブロックだったので、気兼ねなく応援できるのがどんなに嬉しかったか!
私はどうしても、感動した気持ちを伝えたくて、片付けをしているときに、ちょうど一人のあの人を見つけて、「陸上、凄く速かったね!!」とコーフン気味に言ってしまいました。すると、ちょっとびっくりした顔をして、でも、次はちょっと不満そうな顔をしてうなった。やっぱ、二位はくやしかったのかな? と私が思っていると、一言。「――疲れてしまった」あの低い声で言ったのだった。なんかとても普通の会話じゃないですか?! もう、とっても×100嬉しかった。私は「お疲れ様!」と言って、その場を去って、嬉しさのあまり、友達に報告しながらジャンプしてました(本当にどうしようもなく馬鹿)。多分あの人にも見えてたでしょう。ちょっと後悔。その後は元気百倍! 片付け超がんばった! あの人は走ってたときも無表情で、男子と話してるとき以外無表情が多いから、今日見せてくれた人間らしさがとっても嬉しかった! もっと知りたいな。
片付けも終わり、役員が一人一人挨拶して、終わるときは、本当に悲しかった。ああ、もう、終わるんだって……。宗教的だ(応コンの練習の仕方が)とかいろいろ投書箱で意見が飛び交ってたけど、やっぱり一生懸命やれるってことは素敵だと思う。それが終わってしまうなんて……。あの人とも練習時間とかに会えなくなるなんて。寂しいよう。
一九九六年 九月十五日
帰宅後。
うー、なんかむなしいというか、さびしいというか……。これからは運動会を経験できないんだと思うと、なんともいえない痛みが胸を襲う。今までにも何度か味わったことがある痛みだ。卒業式(小学校の)の春。いつもは楽しくなる春が、ものすごく寂しくて、息苦しかった。それから、中一の春。部活の先輩方が卒業するのを見送って、ひと気の少なくなった校門に、風だけが吹いていたときもこれと同じ痛みが襲った。
そして、今。
ああ、私はこうやって大人になっていくのだろうか。いくつもの別れ、そして、喪失。嫌だな。もっと高校生していたい。訳が分からないままに、我武者羅に走りまくって、がんばった運動会。毎日毎日、裸足で、苦しくて暑くてたまらなかった。体中がいつも筋肉痛で、仕切ってる役員がうざったくて、どちらかというと、早く終われ! って思っていた。でも、夕暮れまで残ってやった競技練習とか、毎日出される冷たいカルピスの味だとか(今年は衛生面が気になり、二度しか飲まなかったけれど、高校一年、二年のときのんだ、冷たくて、薄いカルピスの味が忘れられない)、分刻みの移動、行動だとか、男子のタンブリングの練習のかけ声だとか、必死になってやったパネル操作だとか、今回はあの人とブロックが同じで、いろんな面を発見できたし……。なんかあげるときりがないくらいすごくたくさんの思い出があって……。本当に私この高校に入ってよかった。中学のときは、ただ、T先生を喜ばすためだとか、いじめから逃げるためだとかいう、どうしようもないような理由だったけど、今、本当に思う。私は、この高校に入ってよかった。
これからは、悔いが残らないように勉強、だね!
あの人は今、どんな気持ちかな。
今日はここまで。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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それではまた! 天音花香
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