小説をおいております。
『いざ、出陣 恋戦』シリーズの二次創作、『神の盾レギオン 獅子の伝説』の二次創作、そして、高校生の時に書いた読まれることを前提にした日記と、オリジナル小説を二編のみおいております。
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こんばんは、久しぶりの天音です。
今日はお知らせから。
アルファポリスのアルファポリス「第3回青春小説大賞」(開催期間は2010年11月1日~2010年11月末日)にエントリーしています。
高校生日記
月に恋した
の2作品です。
よろしかったら、読んでみて下さいませ。
そして、クリックしていただければ幸いです。
さてさて、なんだか急に冬のような気候になってきましたね。
衣類の整理を大体、春夏、秋冬とはしていましたが、
春、秋の服の出番がない感じです。
これから地球はどうなってしまうのか心配ですね。
日記に「蒼穹の昴」についてが出ています。
不思議なものですね。
当時、ハードカバーで発売されて、それを手にしたのが、浅田次郎さんの作品は初めてでした。
物凄く面白くて、これを読んだことで進路まで変わり……。と私の人生を左右した作品。
最近になって、NHKの衛星放送されましたね。
うちの両親が必死にみていたようでしたが、
「それ、高校のときに読んだ本だよ。凄く面白かった」
という私の言葉に両親は驚いてました。
今、再放送をやっていますね。
見ています。
小説から入った私はなんとなく違和感があるというか……。
春児の設定も微妙に違うし、
綺麗どころが多すぎる印象です。
それに、吹き替えがよろしくない。
宦官は声が凄く高いはずなのになあ……。
まあ、いろいろ思いますが、
でも見てしまいます。
テレビをご覧の方、
どうぞ小説の方を読まれてくださいませ。
凄く面白いです。
それでは、「未来の誰かに贈る日記」お送りいたします。
ココから日記
最初から読んでみる
一九九六年 十月三十一日
私は体育が終わって教室へ戻るとき。あの人は体育なので、部室に着替えに行くとき。暗い廊下で。もちろん人がいっぱいいて。目の悪い私は「背丈が似てる。でも本当に本人なのだろうか?」と目を凝らす。視線が合ったままのような気がする。こっちを向いているのだろうか? うーん。あの人かな? いや、違うよね。そう思い直して、でも、もしかしたらそうかも、と思って、通り過ぎた後振り返ると、「リュックがあの人のだ!」あー、ちゃんと眼鏡かけとけばよかったー!! うー、明日はもっと近くでちゃんと見て、話せますように!
明日から十一月。受験もうすぐっ!今日は「古文、開花した」とほめられちゃってごきげん!
一九九六年 十一月一日
遠くから、まるで宝石を見るように見ているだけ。綺麗過ぎて、とても触れられない。一日一度拝めたら幸せ。外から見てるだけの幸せな片思い。
でも、それは長く続かなかった。
小さな小さな淡い色した花びら。静かに、でも、確実に積もってゆくそれ。行き場のない私の想いたちは、私の体で色あせ、カサカサと寂しい音をたててる。私は苦しくなってきて、恐ろしい呪文を唱えようとした。幸せを呼ぶか、滅びを呼ぶか。誰にも分からぬその効果。私は悩んだ結果、それをちょっとかえて口にした。ずるいずるい言い方。私はガラスケースを自分で開けてしまった。
自分のものにならなくていい。でも他の人にとられたくない。大事な大事な宝物。
距離が縮まると、悩みは余計に増えていった。中途半端なこの距離を保つのは辛いこと。
動作ひとつひとつに振り回されて、私はすっかり疲れてしまった。それでも病気は治らない。
いつのまにか花びらは肺まで積もったらしく、苦しくてたまらない。このまま積もるとどうなるの? すごく不安だよ。なのにきっとあの人は、こんな私の気持ちなど知らずに、毎日を普通に暮らしているんだ。なんだか悔しいな。
……と、愚痴はここまでにしておこう。
会えないからイライラがたまっているのだ。
でも、まったく、いやになってしまう。会えばやっぱり話したいと思うんだよね。
わざと友達とあの人のクラスの前付近で話してた。もちろん、本人は部室に行ってていないからできたこと。あの人が戻ってくるときに一目見られたらと思ったの。そろそろ帰ってくる頃かなあとふと窓から下を見ると、いました。それで、私の声のせいじゃないとは思うけど、上を向いたの。びっくりした。その後教室に戻ってきたとき、目が合った瞬間、私は回れ右をして全然違う方に歩いていってしまった。我ながらあほだ。でも不思議。近くで姿を見られただけで、もやもやが消えた。さて、何日もつかな。特効薬が見つかるといい。
一九九六年 十一月二日
今日は部室の鍵を閉めているとき、部仲間とあの人が戻ってきていたところを見ただけ。部仲間がいると、またからかわれてはたまらないので、すぐ視線をはずした。やっぱり、邪魔だな。部仲間の人たち。しかし、友達の話によると、今日は防衛医科大の受験日だったらしく、東大や京大を狙う人たちは受けてる人が多かったらしい。試しとして。でもあの人は学校に来ていた。別の友達からはあの人が担任に呼び出されてるところを見たときいたし。まさか進路変えてないよね? 私が訊いたとき迷わず答えたってことは、本当にそこに行きたいからでしょ? そんなに簡単に変えないよね?
一九九六年 十一月三日
父が朝、起こしに来たとき「カレンダーがまだ十月じゃないか」と言って、めくられた後、十一月のカレンダーを見て唖然とした。「えー、明日も休みなのー?!」文化の日は日曜だったので、月曜日は振り替え休日なのだ。ガーン。明日は体育がある日だから、あの人を見れる可能性が高い日なのに!! 二日も会えなくなるなんて!! あー発狂しそう。
話は変わって、ただいま十四時七分。今まで何をしていたかって? 茶碗を洗って、ピアノを弾いて、昔の日記を読んでいた。なんか……。たぶん、書いていた当時はすごく一生懸命で、いろいろ悩んでいたのだろうとは思う。けど、だ。なじゃこれは!! 小学校三、四年のころからつけてあるけど、そのときは男子にいじめられていたので、そればっかり。ま、それはまだいい。五年、六年。恋の話題だらけ。しかも。何人好きになれば気が済むんだー!!? 一番短かったのは、一ヶ月ない……。もー、あきれてものも言えない。でも、かく言う今の私も、恋話ばかりだから、似たようなもの?! いつか大学卒業したあたりでこれを読むと、やっぱり笑いが止まらないのだろうか? うーむ。
でも、やっぱり「そのとき」しか味わえない感情っていうものはあるから、いいか。そういうことにしておこう。
今頃みんな勉強してるんだろうな。私もしなきゃ!
一九九六年 十一月三日
今日、私は父に酷いことを言いました。というのも、父は酔っていて、話が全然通じない状態で……。私は実は中三のとき、酔った父に殴られたことがあって、それがトラウマになっているようで、それがもやもやとよみがえって、酔っているんだから相手にしなければよかったものの、むきになって、結構酷いことを言ってしまったようです。「人をきちがい扱いして、見下して!!」と父は言った。別に、見下していたわけではないのだけれど、何せ、どうしてそんなになるまで、人の家で飲んでくるんだ!! という思いだけが私を支配していて、怒りを爆発させてしまっていたのだ。そして、また殴られてしまって、私は完全に切れました。泣き叫んで、相手にしてしまいました。前のときみたいに、翌日にはきっと忘れているだろうに。でも許せなかった。酔っているからって殴っていいのでしょうか? それでは私は殴られ損です。確かに私は、父の酔ってて私をからかうような態度に頭にきていたので、「こんなになるまで飲んで」とか「この人どうにかして」とか、言ってしまったけれど、言いたくもなるでしょう。とにかく、もうこんなになるまで飲まないでほしい。いつもの父はどちらかというと温和で冷静なので、大好きだけど、酔っている父は嫌いです。体にも悪いし、お酒は飲まないでほしい。
一九九六年 十一月四日
朝、父は謝ってきました。私はもう、気にしていません。それより、父のどこかよそよそしい態度が気になりました。父は、昨日のことをかなり覚えているようです。父のその態度は私の言葉が作ってしまった傷のせいだろうことが分かって、私はひどく落ち込みました。父は単身赴任をしているので、それでなくても、家族の中に居場所がないのでは、という不安があるようで、昨日の私の「何この人」というような態度がそれを刺激したのではないかと私は考えています。その父の心を考えると、私は頭痛がして、苦しくなるほど悲しくなりました。私はなんてひどいことを言ってしまったのでしょう。私は父との間に小さな溝を作ってしまったようです。その溝を埋めようと、私は必死で前と同じように父に接します。父もそうします。でもそれが余計に悲しくて、私はどうしていいか分かりません。「もう言うな」と言われるので、直接父に言うことはできませんが、本当にごめんなさい。私は自分に攻撃する相手には容赦しないようなところがあって、自分でも驚くほど残酷で、冷たいひどい人間になります。でも、それは間違いなく私の一部分なのです。それが怖くて怖くてたまりません。私は酷い人間だ。どうしたらやさしくなれるのだろう。あの人に会いたいと切実に思うのは逃げでしょうか。
一九九六年 十一月四日
中三のときに、T先生に対しての想いを英語の詩として書いていて、それがあまりにもすごかったので書いておきます。今もそうO君に対して想うよ。
I love you.
I don't mind betting my life for you.
I can do anything for you.
I can't sleep when I think about you.
If I can sleep, I will dream about you.
Please notice my heart.
I am always by you.
恥ずかしい……。
一九九六年 十一月五日
友達に手紙を渡しに行った。休み時間が終わろうとしていて、あの人が戻ってくるので、私は早く教室に戻りたかった。待ち伏せしていたと思われたくないからだ。ところがちょっと遅かった。あの人が階段を上がってきたのだ。私は気づかぬふりをした。つとめて冷静を装った。だが。友達が……。私の名を呼び、あれこれ手でサインを送ってくる。分かってるのよー!! そんなことしたら、ばれてしまうでしょおお! ぐすん。かの君、誤解しなむ。うー、違うんだああ。絶対変な奴って思ってる! うっとーしー、待ち伏せすんな、って! 私は無実だあ~!
それと十一月三日のことを反省を踏まえて、K子に話した。K子は親身になって聞いてくれて……。いろいろ考えを言ってくれた。「愚痴聞くのって、つらいよね。ごめんね。ありがとう」という私の言葉にも笑って、「ぜんぜん!」と答えてくれて。なんてやさしいんだ~!嬉しい。本当に友達ってありがたい。本当にありがとう。大好きだよ!
一九九六年 十一月六日
夕 暮れに
君 を思ひて
過 ぎ行くときを惜しむとき
季 節の移り行く様も
い とあはれにおぼへり。(夕君とはあの人につけているあだ名です)
夢でさへ 現と変はらぬ つれなさに
覚めても残る 胸の傷かな
一九九六年 十一月七日
「蒼穹の昴」読み終わってしまいました。本当に面白かった。登場人物皆が魅力的で……。私は特に李鴻章が香港の条約を結ぶときがドキドキしました。未来を見越して、永遠(百)から一つ欠けた九十九年としたところがすばらしい。長い歴史からしたら、一瞬ではあるけれど、彼らは本当に一生懸命国のことを考えてやってきたのでした。本当にすばらしい。やっぱり中国はすごいですね。紀元前年からあれだけ思想が発達していた国ですから、やはり考え方も独特のがあって、惹かれます。いつか行ってみたいなあ。
しっかし、本当によくまとまっていて、まるで映画を見ているかのようでした。夢に出てきそう。もっと歴史は続いているから、あの後も読みたいと思ったけれど、あそこで終わるのがまたいいのかもしれない。よく調べて書いてあるよなあ。本当歴史って面白い。「事実は小説より奇なり」って言葉があったっけ? 本当にそのとおりだと思う。現実の人は本当に一生懸命で、(未来と言うものが不確かだからこそ)それが人を感動させるのかもしれない。背景も複雑だしね。
私もいつか歴史物語を書いてみたいなあ。
明日から読めなくなるので、寂しいな。
一九九六年 十一月八日
あの人の夢から始まった今日一日。昨日は会えなかったので、今日こそは! と意気込んで学校へ! 地学の移動教室のときに後姿が見えた。それだけで私は嬉しくて、隣の友達に「あの人だ、あの人! 今いた!」と興奮気味に話しかけた。最近急に寒くなって(今まで暖かかったのだけれど)、最低気温十三度最高気温十八度で、とっても冷たい風が吹いていたのに、あの人はカッターシャツ一枚。寒くないのー? 風邪引いちゃうよお! 心配。
さらに数学の補習の前に、一度部室へ寄って、弁当の残りを食べて、「さあ、補習に行こう!」と思って部室から出ると、あの人が自転車の鍵をはずしていた。さすがに帰るときは学ランを着ていた。自転車が前のになっていた。今日は朝雨が降って地面がぬれていたからでしょう(いつもの自転車はサイクリング車だから、泥除けがないの)。おかげで、補習分の元気補給ができちゃった!
それと、補習があの人と同じのN子からいろんな情報が……。かなり観察してくれてるようです。頬杖ついて、授業を受けてただとか、爪が伸びてるだとか……(詳しすぎる)。うう、いいなあ、私も見たい! それと、担任から前呼び出されてたのって、やっぱり進路のことだったようです。その先生は京大志望の人に、東大にしなさいと言って回ってるようで……。あの人にも言ってたみたい。やだなあ。東大に行くと人が変わりそうで……(かなり偏見)。本当に東大に行きたいなら応援するけど、そう簡単に志望校変えないよね?
まあ、明日と明後日が休みなので、二日見られなくなる前日に、二回見られてよかった! よおし、この二日間は勉強だああ~!!
一九九六年 十一月九日
一日があっという間に過ぎていく。入試と言うものが段々近づいてくるのが分かる。逃れられるわけはないのだ。分かってはいる。ちょっとの時間も無駄にしてはならない。そうなんだけれど、机に向かうのがきつくて(余計に受験を意識するから)、一時しのぎにしかならないとは分かっていてもほかの事をしてしまう。そして、後悔するんだ。怖い。休日は余計にだめだ。時間がある分怖い。どうしていいかわからない。「勉強」それしか選択はないのに。
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それではまた! 天音花香
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