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小説をおいております。 『いざ、出陣 恋戦』シリーズの二次創作、『神の盾レギオン 獅子の伝説』の二次創作、そして、高校生の時に書いた読まれることを前提にした日記と、オリジナル小説を二編のみおいております。
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HN:
天音 花香
性別:
女性
職業:
主婦業メイン
趣味:
いろいろ・・・
自己紹介:
小学生のときに、テレビの影響で、小説を書き始めました。高校の時に文芸部、新聞部で文芸活動をしました(主に、詩ですが)。大学時代、働いていた時期は小説を書く暇がなく、結婚後落ち着いてから活動を再開。

好きな小説家は、小野 不由美先生、恩田陸先生、加納朋子先生、乙一先生、浅田次郎先生、雪乃 紗衣先生、冴木忍先生、深沢美潮先生、前田珠子先生、市川拓司先生他。

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こんばんは、お久しぶりの天音です。


今日は以前書いていた「日本の四季について」をこちらにあげようと思います。

これを書いたのは二年ほど前になりますが、
最近は四季が本当に狂ってきている感じがしますね。
梅雨もなんだか、しとしとと長雨という感じではなく、スコールかと思うような雨が降っていて、なんだか心配になります。
各地で大きな被害もでているようで、胸が痛みます。
なんだか、気候が温帯じゃなくなってきているような気がして怖いですね。
これからどうなるんでしょうね……。
そう思いまして、こちらを載せようと思いました。

四季の変化に富んだ日本。守っていかなければなりませんね。



ココからエッセイ


   日本の四季について思うこと


 日本にははっきりとした四季があり、それはとても美しく、また私にとっては、その季節による印象が決まっていて、毎年毎年心がその色に染まります。

 春。春の風。お日様のかけらが溶け込んでいるような、そして、花の香なのか、どことなく甘い香のする優しい風ですね。眠気を誘う不思議な風。高校生の頃、こんな風が吹く5限はうとうとしていましたっけ。冬の灰色の風(私のイメージなのですが)とは違った心地よい風は、でも私の幼い記憶を呼び起こして、少しだけ寂しい気持ちにもなります。春は別れと出会いの季節ですものね。私にとっての春は別れです。小学校卒業後、私は父の転勤で引っ越すことになりました。だから卒業式には大泣きをして、友人と別れた帰り道、春風を感じながら、寂しい、寂しいと心が泣いていました。そんな寂しさがぼんやり蘇るのです。また中学生の時、部の先輩が卒業するのを見送ったときにも、春風が吹いていて、桜の花びらと砂埃の舞う、先輩たちのいなくなった正門は、本当に寂しく見えました。春風はそのような寂しさを誘うものですが、空は好きです。一年で、一番優しい色のような気がします。冬の分厚い灰色の雲のカーテンがレースの美しいカーテンに変わって……。春の太陽はレース越しに見え隠れ。その光はやさしく生命あるものを眠りから起こしてくれます。体に自然とエネルギーが満ちていくような感覚が好きです。

 夏の空は最も薄い青の気がします。そして、低く感じます。入道雲がたくさん立ちこめる空。龍の巣ができる時期(ラピュタ)ですね。暑さの中で時折感じる風は、どの季節の風より涼しく感じます。夏は小学生のときの夏休みが思い出されます。虫取り網を持って駆け回った遠い日々。今では暑いとしか感じなくて、そのようなエネルギーはないですが、暑さを感じないほど遊びまわりましたね。毎日が新鮮でした。そして、たくさんの可能性と時間があった気がします。八月末に近づくと宿題に追われていましたが……。自由研究に一番苦戦したのを覚えています。夏はそのように、私にとって昔の自分に出会う季節です。歩いていると、いろんな歳の私が、歩いている自分の中を通り抜けていく感じがするんです。その私に「あっ」って今の声をかけそうになる……。昔の私、一生懸命がんばってたかな? 今もがんばってる、よね? と……。不思議な感覚。ああ、夏の薄い空に、クリームのような雲に漂い、酔う、そして、夏の夕方の蒼い時間に溶けていくよ。ほら、自分の感覚がなくなっていきそう……。夏はそのように暑さで少々自分を見失う季節です。

 秋の空は高く最も青く澄んで見えます。雲も高く見える気がします。乙女心と秋の空というように、雲ひとつない空は実はあまり見られませんが、快晴のときの青は紅葉との対比が見事です。秋には果実も実り、紅葉で様々な色に葉が染まりますが、初夏の新緑の青々していた葉とはまた違いますね。鮮やかで、でも統一感のないもの。同じ鮮やかでも、春の花より寂しいのは、冬、枯れ散る前の美しい最後の輝きだからでしょうか。だから夕日を見たときのように切なくなるのだろうと思います。夕日も太陽が沈む前の輝きだから……。その夕日が最も綺麗な時期でもありますね。紅く滲んだ空は見ているだけで心が震えます。ただ、日が落ちるのが早いので、夕日を十分楽しむ時間が少ないのが残念です。その代わり、金星や月が短時間で輝きを増していくのが印象的です。日の沈んだ直後ぐらいの、夜には満たない時間に見える金星が一番好きです。ふと気付くと、風がひんやりしていて、冬の訪れを予感させます。夏に感じた涼しさとは違った涼しさを秋風には感じます。そんな風に混じる甘い香りは金木犀ですね。春の沈丁花とはまた違った香り。離れていても漂うこの香りがすると秋を感じます。

 冬は灰色。私の中ではこの一言。曇天。雪。でも、人工の光が最も輝きますね。街灯が暖かそうに見えます。クリスマス前はイルミネーションが綺麗ですね。その時期だけ、灰色のイメージが払拭されますが、恋人たちのシーズンというか、一人のときはそれが逆に寂しく感じたものでした。冬風は冷たく、心までも灰色に染められそうで、怖くなります。だから、温かいものは逆に温かく感じますね。肉まんとか、おでんとか、こたつとか……。小春日和の日も。冬の太陽は待ち焦がれるものの一つ。冷え切った体に、じんわりと染み入る陽の光。心までほわっと暖かくなる。小春日和の太陽はそんな太陽。冬の夜空は好きです。冷たい夜風の中、空を見上げると、星たちが神話を描いています。空気が澄んでいるので、星が輝いて見えるのですね。星座を見つけると、星に名前をつけた人は想像力が本当に豊かだったんだろうなあ、とつくづく思います。

 最近は、四季が狂ってしまったようで、残念です。四季があるこの国に生まれたことは私にとって幸せなことなんだと思います。ですので、いつまでも四季のある国であったらいいな、と思います。そのためには地球温暖化が進まないように、協力しなければ、と思うこのごろでした。



以上です。


 いろいろ書きたいものはあるのですが、長編を書くのが最近できない感じです。
書きながら、以前書いたのもこちらに移しながら……というながらながら作業が続きそうですが、読んでいただけたら幸いです。


 ときどき拍手いただいております。
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 励みになります。
 一言あればもっと喜びます(笑


 ここまで読んでくださりありがとうございました。

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 それではまた必ず!               天音花香

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