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小説をおいております。 『いざ、出陣 恋戦』シリーズの二次創作、『神の盾レギオン 獅子の伝説』の二次創作、そして、高校生の時に書いた読まれることを前提にした日記と、オリジナル小説を二編のみおいております。
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プロフィール
HN:
天音 花香
性別:
女性
職業:
主婦業メイン
趣味:
いろいろ・・・
自己紹介:
小学生のときに、テレビの影響で、小説を書き始めました。高校の時に文芸部、新聞部で文芸活動をしました(主に、詩ですが)。大学時代、働いていた時期は小説を書く暇がなく、結婚後落ち着いてから活動を再開。

好きな小説家は、小野 不由美先生、恩田陸先生、加納朋子先生、乙一先生、浅田次郎先生、雪乃 紗衣先生、冴木忍先生、深沢美潮先生、前田珠子先生、市川拓司先生他。

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こんばんは、天音です。


体調が思わしくなく、寝ていた日が多かったので、久しぶりにPCをたちあげました。
ちょっと遅くなりましたが、甲子園球児たちお疲れ様でした。甲子園が終わるとなんだか寂しいですね。
今年はあまりテレビで見ていなかったですが、でも、この猛暑の中頑張った一人ひとり、凄いと思います。ありがとう!


では、未来の誰かに贈る日記をお送りいたします。
1996年の夏も熱かったようです。
夢中でテレビの中の彼らを追っていましたが、彼らは今どうしているのかなと思ったりします。

ココから日記

最初から読んでみる

 一九九六年 八月二十日


 甲子園もいよいよ決勝! 私の期待通り、熊工と松山商との対戦になったようです。熊工の投手岡村君はマイペースで面白くていい。でもやっぱり松山商の投手、新田君ですね! 二年生と言うことで、来年もやってくれるかもしれないし。控えめで純情そうなところが可愛くていいです。笑顔とか最高です! どっちが勝っても、がんばっているからいい! とにかく、全力尽くして、悔いのないようにしてほしい。明日はビデオをとって、学校から帰ってきたら見るぞ!(いいのか受験生……)
 それにしても、彼らは同じ年とは思えないほど輝いている。本当に格好いい。私も「あーよくやった。満足。今なら死んでもいい」と思うようなことをやってみたい。自分のした事が相手のためになって、死んでからも覚えていてもらうのはものすごく嬉しいことだと思うけれど、やっぱり自分が満足できる一生じゃなくては、生きていた意味はないと思うから。




 一九九六年 八月二十一日


 甲子園決勝。本当にすばらしい試合でした。一回の表、フォアボール続出で、三点取られてしまった岡村投手。三回ぐらいからは、すばらしい投球をしてくれました。そして、松山商の新田君。二年生とは思えないほど落ち着いた自分の投球をしてくれました。両チーム、なかなか得点が入らず、試合は三対一のままで進み、八回の裏。熊工は一点を返します。そして迎えた九回裏。トゥーアウトでホームラン! 三対三になり、試合は延長! そして、ここからが長かった。のりに乗った熊工。そのまま勝つかと思われたのが十回裏。ワンアウト三塁にランナー一人。ホームランを打たれ、メンタルの面で不安な新田君はマウンドをおり、渡部君が入り、レフトに肩のいい人が入りました。何をするかと思えば、キャッチャーのサインで、ピッチャーはフォアボールを二回だし、わざと満塁にしたのです。そして、ピッチャーはレフトにボールを打たせ、そのボールを取ったレフトはそのままホームベースに投げたのです! そして、それはアウトになったのです! 本当に凄かった。そして十一回表。松山のランナーは三塁。同じく岡村はフォアボールで一塁に送ります。そして。作戦は失敗してしまった。三点入ってしまいます。岡村はマウンドを降りました。試合はそのまま松山商が勝利を収めました。本当に最後まで粘って、いい試合をしてくれた両チームに拍手を送りたい。試合が終わらなければいいのにとまで思ってしまいましたよ。本当にありがとう。これからの活躍に期待します!!

<岡村君>
落ち着いた顔の下に
熱い闘志を秘めて
ミットを見る真っ直ぐな目が
本当に綺麗でした。

めったに表情が変わらないのに、
ピンチのときに薄い苦笑いを貼り付けるんだよね。
がんばれっ! て言いたくなるよ。
真剣な厳しい顔が本当に輝いていました。

<新田君>
あどけなさの残る顔が
真剣さを帯びて
ボールは魔法のように
ミットに吸い込まれる。

彼はカーブが凄くよかった。
三振をとったときの
満足そうな笑顔が可愛かったです。
打つのも絶好調だったね。
ホームランを打たれて、
がっくりひざをついたときはかわいそうでした。
でも君にはあと一年ある! 先が楽しみです。


 そのほか、キャプテンらしく、打つところで打って、指示もして、選手を力づけてた今井君。ピンチのとき、救ってやりたいって顔で、サインを出していたキャッチャー境君。もう、みんなサイコーにかっこよかったよ!!
 
 星稜の山本君が投げるのも見たかったなあ。でも、毎年出れるとは限らないのが甲子園だもんね。
 本当に甲子園はいい。チームワークのよさに感動するし、一生懸命やってるのが伝わってくるし、何が起こるかわからないし。一心にボールを追う目がいいね。試合中は、やっぱり、一番辛い、守備側を応援しちゃうね。ピッチャーがマウンドという中心で懸命に投げるのを、バックのみんなが「任せろ!」という感じで支えて、キャッチャーは全体を見渡して指示をする。このときが一番緊張すると思うから、毎回守備の方を応援してしまうのだ。どっちが勝つかって言うのより、どんな試合をしてくれるかというのに、面白みを感じます。あー、もう、なんだかんだ言ってきたけど、要は高校野球が好きってことです。いつかなまで見たいよー!
よおし、私もがんばるぞ! と言うことで、詩を一編。

<甲子園>
真夏の空に
真っ白なボールが
少年たちの熱い想いをのせて
高く上がる




 一九九六年 八月二十二日


 S子の話には母親が出てこない。今日、彼女は母親の話になったときに言った。「うちのお母さん、中三のときに死んでるの。隠すつもりじゃなかったんだけど」 
 なんていえばいいか分からなかった。「そうなんだ……」
 同情されるのは嫌だろうと思ったので、あまり追求しないで他の話題に変えた。いろいろ彼女の話を聞いたんだけれど、彼女はものすごく大人だと言うことがわかった。小学生のときに宗教の本を読み漁ったそうで、いろんなことを考えてきたから、そして、辛い経験をしたから、今のS子のように、意志のはっきりした子に育ったんだろうな。もう、彼女には彼女独自の考えや価値観が存在していて、凄いなと感心した。受験のときに母をなくしたのに、県下一の高校に入ったS子。どんなに辛かっただろう。本当に彼女はがんばったんだろうな。私はまだまだだなあ。




 一九九六年 八月二十四日


 今日は本当に久々に(二週間ぶりくらいに)あの人に会えた。来ないと思ってたから、驚いた。たかが学年集会のために……。友達としゃべってて気づかなかったんだけどね、はじめは。お! いる! と思って、でもあえて見ないように(迷惑だろうから)。向こうは多分声で分かったのかな? 一度こちらを見て、また違う方向を向いてしまった。でもとても嬉しい!
 それに、今日は中一の時の同窓会があったのです。みんな変わってない! 私もそういわれた。珍しくスカートをはいていたから、びっくりされちゃったけどね。懐かしかったです。


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                       今回はここまで。


今でも外出時にスカートはあんまりはかないです。家では袖のないワンピというか、部屋着を着てますが……。夏はそれでもワンピース着たりする、かな? 普段はもっぱらジーンズです。


 ここまで読んでくださりありがとうございました。
 拍手、ときどきいただいております。嬉しいです。一言あるともっと喜びます。

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 それではまた!               天音花香

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