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天音花香の小説をUPするブログです。個人サイトの小説はこちらに移しました。現在二時創作と短編を中心に書いています。
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プロフィール
HN:
天音花香
HP:
性別:
女性
職業:
主婦
趣味:
いろいろ・・・
自己紹介:
小学生のときに、テレビの影響で、小説を書き始めました。高校の時に文芸部、新聞部で文芸活動をしました(主に、詩ですが)。一応文学部でです。ですが、大学時代、働いていた時期は小説を書く暇がなく、主婦になってから活動を再開。

好きな小説家は、小野 不由美先生、恩田陸先生、加納朋子先生、乙一先生、浅田次郎先生、雪乃 紗衣先生、冴木忍先生、深沢美潮先生、前田珠子先生、市川拓司先生他。
もう一つのブログでは香水についてレビューをしております。
http://yaplog.jp/inka_rose/
こんな私ですが、宜しくお願いします。





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こんばんは、天音です。

この小説ブログ、そしてもうひとつの香水ブログに載せている全ての作品の著作権は天音花香にあり、放棄しておりません。
無断転載、無許可の販売は禁止です。
某サイトにて著作権侵害、違法販売されていた私の作品の販売が停止されました。
FC2さまと応援してくださった皆様方のおかげです。本当にありがとうございました。



お久しぶりの更新で申し訳ございません。
しかも連載中の「白昼夢」ではない小説になり、これも申し訳ございません。
「白昼夢」はラストとその前のいくつかは書けているのですが、前回の続きの部分がまだ書けておりません。
少し苦戦しております。

息抜きに書いた短編をお読みいただければ幸いです。


ココから小説
 
 「ハチマキ」 side G


 「できたっ」
 作った全てのハチマキの端っこに「がんばろう!」と刺繍をして、私は針を机に置いた。
 体育祭のハチマキは男子の分も女子が作る。裁縫の得意な私の担当は10本。
 今年は好きな人と同じブロック。私の作ったハチマキが龍臣君に渡るといいな。

 体育祭当日。
 朝、私は部室で体操着に着替えて、ドアを閉めた。
 龍臣君の姿はすぐに見つけられる。男子の中でもとびぬけて背が高いからだ。その龍臣君が友だちと一緒に歩いてくるのが見えた。すれ違いざまにちらりとハチマキの端を盗み見た。
「あ!」
 がんばろう! の刺繍が見えて、私は思わず声を漏らした。私の縫ったハチマキだ。嬉しくなって口もとが笑むのを隠すために俯く。
「何?」
 上から声が降ってきて、私はびっくりして顔を上げた。
「俺、何かおかしい?」
 龍臣君だった。
「お、おかしくないです」
「笑ってなかった?」
 私はドキリとした。
「え、えっと、……思い出し笑いです!!」
 思いついた嘘を力いっぱい言うと、
「ふ、あはは。変な人」
 と龍臣君が笑った。
「あ」
 龍臣君が何かに気付いたように声をあげた。凝視されて恥ずかしくなって私は俯く。
「刺繍がある」
 と龍臣君は言った。私じゃなくて、ハチマキを見ていたんだ。なんだか自分が恥ずかしくなる。所在なげにハチマキを握って隠そうとすると、
「何で隠すの? 俺のにもあるんだ、その刺繍」
「俺のにはないんだよね」
 龍臣君の隣の男子が言う。
「ハチマキは女子が作ったんだよね? 一緒の刺繍ってことは早坂サンが作ったもの?」
 かあっと自分の顔が熱くなるのを感じた。
「そ、そうです……」
「ふーん」
 龍臣君は一度自分のハチマキに触れて笑った。
「がんばるよ。早坂サンもがんばって」
「う、うん! がんばる!」
 私は反射的に、そう大きく返事をした。心臓が早鐘を打って苦しい。
「じゃあ、またね」
 そう言って二人は去っていった。
(龍臣君とおそろいなんだ)
 私はかわした会話を反芻しながらハチマキに触れて微笑んだ。



   「ハチマキ」 side B


 ――「え、えっと、……思い出し笑いです!!」
 顔を真っ赤にして言った女子を思い出し、俺は思わず笑みをこぼす。
「何笑ってんだよ。気持ち悪ぃな。今日何度目だ?」
「悪ぃ悪ぃ」
 思い出し笑いばっかりしている変な人は俺だな。
「次リレーだろ? 余裕だな、龍臣」
 そうだったと思い出す。他人からは意外だと言われるが、実はあがり症である俺。なのにすっかり忘れていた自分に驚く。このハチマキをしていると何だか調子がいい。
「最後の競技だし、頑張るさ」
 言いながらハチマキをしめなおす。
「そういや、そのハチマキの刺繍の早坂さんって、あの早坂さん?」
「ああ」
 気になっている女子の早坂サン。
 ――「う、うん! がんばる!」
 俺を見上げてそう言った彼女の顔が浮かぶ。いつも一生懸命なところが、なんか可愛いと思う。
「よかったな、ハチマキ」
「ああ」
 俺は満面の笑みを浮かべて返事をした。
 


 今回はココまで。

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 ひさしぶりにほのぼのする短編を書くと楽しいです。
 学生だった日々が昨日の事のように思い出されますが、もうそれから大分経ってしまったことに愕然としますね。高校といえば文化祭と体育祭が凄く印象強いので、ついそのネタになってしまいます。
 この二人の続きは考えていません。皆様の想像にお任せします。


 ここまで読んでくださりありがとうございました。
 拍手、ときどきいただいております。嬉しいです。一言あるともっと喜びます。

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 それではまた!               天音花香 



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