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小説をおいております。 『いざ、出陣 恋戦』シリーズの二次創作、『神の盾レギオン 獅子の伝説』の二次創作、そして、高校生の時に書いた読まれることを前提にした日記と、オリジナル小説を二編のみおいております。
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プロフィール
HN:
天音 花香
性別:
女性
職業:
主婦業メイン
趣味:
いろいろ・・・
自己紹介:
小学生のときに、テレビの影響で、小説を書き始めました。高校の時に文芸部、新聞部で文芸活動をしました(主に、詩ですが)。大学時代、働いていた時期は小説を書く暇がなく、結婚後落ち着いてから活動を再開。

好きな小説家は、小野 不由美先生、恩田陸先生、加納朋子先生、乙一先生、浅田次郎先生、雪乃 紗衣先生、冴木忍先生、深沢美潮先生、前田珠子先生、市川拓司先生他。

クリックで救える命がある。
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こんにちは、天音です。

メンタルの調子が落ちて、体調も悪くなり、ずっとパソコンを開いていませんでした。
今もまだ回復していないのですが、コピペぐらいはできるということで、
未来の誰かに贈る日記を更新したいと思います。

高校生の私はエネルギーに満ちていると思いますけれど、どうやらこのシーズンは具合が悪かったよう……。
まあ、いくら若くても、そんな日もあるよね。


ココから日記



 一九九六年 八月八日


 運動会作業の日焼け(紫外線)が原因で、左肩から首のところへ単純ヘルペスといウイルス性のものができてしまった。小さなブツブツができてて、赤くはれてる。そして何より痛いのだ。神経に直接作用するんだそうで、一日中、うずくようにズキズキと痛む。熱も出るらしく、痛みと熱で頭がボーっとするし、なんだか意識が遠のくような、感覚が鈍くなるような、奇妙な状態で、ときどきこのまま魂が抜けていくのでは……なんて思ってしまう。医学の本を見て、ますます憂鬱になった。一ヶ月も治らないの?! 時には神経痛が残る?! 白血病、糖尿病などのときによくでる?! 痩せてはいないので白血病ではないことは確かだが、ちょっと太めの私は糖尿の気はあるような気がする。くだらないのだが、段々怖くなってくる。神経質な私はそれだけで弱気になって、このまま死んだら……(死にません)とまで考えてしまう。最近、過去の記憶をよく思い出すものだから、ますます不安になる。まだこれからなのに。まだ何もしてないのに。有森さん(マラソン選手)「自分をほめたい」なんて言えることしてないのに。また、こうも考える。やけに感覚が鈍いので、私は実は死んでるか、眠り続けてるかしてて、夢を見ているのではないかと……。このままではなんだか頭がおかしくなりそう。ズキズキと今も痛む。早く治るといい。事故にあった担任の先生も早く治るといいな。



 一九九六年 八月十日


 ヘルペスは治りが悪いので、飲み薬をもらい、その薬が効いてきたようだ。
 だが、今度はお腹を壊してしまった。現在O157というウイルスが流行っていて、それはお腹にくるもので、死亡者もでている。まだ感染ルートがはっきりはしていないし。不安だな。(つくづく自分の心配ばかりをしている人間だなと思う。暇なんだろう)
 何か悪いことでもしたのだろうか。確かに、私は高校生になって、ずるいところや、驕りや怠惰がでてきて、中三のとき、不安定でありながらも何でも一生懸命やっていたあの頃よりも、醜くどろどろした面が増えてきた。でも、人様の迷惑になるようなことは……。あ、あの人は迷惑がっているかもしれないけれど……。
 あの人と言えば、今日は一週間ぶりに会った。今日はテストがあったので、あの人も来ていたのだ。トイレからハンカチで手を拭きながら出てくると、あの人が前を歩いてて、階段で一緒になったら、今なら誰もいないし、声がかけれる! と思って、よしっと気合を入れていると、階段の横にある男子トイレに入ってしまった。あーがっかり……。もしや、逃げて入ったのか? とも思ったが、考えすぎだろうし、何より、一週間ぶりだったので、もう嬉しくて、その後、顔のにやけがなおらなくて困った。
 明日もテストだ。お腹よ、早く治っておくれ! そして、また明日もあの人に会えますように!




 一九九六年 八月十四日


 笑わないでほしい。私にはちょっとした予知能力がある。「これ夢で見たことある!」そう思うようなことは誰でもあるだろう。しかし、私の場合、ちょっとそれが進んで、先が分かってしまう。なんだか悔しいから違う結末になるようにしようとあがいても、そんなときには無駄に終わる。また、授業中にあたるときが分かる。急に胸がドキドキしたときは自分が次に当たるのだ。また、そのドキドキ具合で、自分に近い人が当たるのもわかる。さらに、テスト前に、なんだかここはしなきゃいけないような……と思ったところはたいてい出る。そこをやっていてもやらなくても出る。やっていなかったときには、どうしてあのときやらなかったんだろう、ととても損をした気になるが、それでもやらないのが私だ……。意識をして予知をしようとすると失敗するのだが、無意識の行動や見えてくる数字はかなりよく当たる。コントロールできるようになると便利なのだけれど……。


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 ちょっと体調次第なので次はいつになるか分りませんが近いうちにお会いしたいと思います。それでは……。               天音花香

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こんばんは、天音です。


体調が思わしくなく、寝ていた日が多かったので、久しぶりにPCをたちあげました。
ちょっと遅くなりましたが、甲子園球児たちお疲れ様でした。甲子園が終わるとなんだか寂しいですね。
今年はあまりテレビで見ていなかったですが、でも、この猛暑の中頑張った一人ひとり、凄いと思います。ありがとう!


では、未来の誰かに贈る日記をお送りいたします。
1996年の夏も熱かったようです。
夢中でテレビの中の彼らを追っていましたが、彼らは今どうしているのかなと思ったりします。

ココから日記

最初から読んでみる

 一九九六年 八月二十日


 甲子園もいよいよ決勝! 私の期待通り、熊工と松山商との対戦になったようです。熊工の投手岡村君はマイペースで面白くていい。でもやっぱり松山商の投手、新田君ですね! 二年生と言うことで、来年もやってくれるかもしれないし。控えめで純情そうなところが可愛くていいです。笑顔とか最高です! どっちが勝っても、がんばっているからいい! とにかく、全力尽くして、悔いのないようにしてほしい。明日はビデオをとって、学校から帰ってきたら見るぞ!(いいのか受験生……)
 それにしても、彼らは同じ年とは思えないほど輝いている。本当に格好いい。私も「あーよくやった。満足。今なら死んでもいい」と思うようなことをやってみたい。自分のした事が相手のためになって、死んでからも覚えていてもらうのはものすごく嬉しいことだと思うけれど、やっぱり自分が満足できる一生じゃなくては、生きていた意味はないと思うから。




 一九九六年 八月二十一日


 甲子園決勝。本当にすばらしい試合でした。一回の表、フォアボール続出で、三点取られてしまった岡村投手。三回ぐらいからは、すばらしい投球をしてくれました。そして、松山商の新田君。二年生とは思えないほど落ち着いた自分の投球をしてくれました。両チーム、なかなか得点が入らず、試合は三対一のままで進み、八回の裏。熊工は一点を返します。そして迎えた九回裏。トゥーアウトでホームラン! 三対三になり、試合は延長! そして、ここからが長かった。のりに乗った熊工。そのまま勝つかと思われたのが十回裏。ワンアウト三塁にランナー一人。ホームランを打たれ、メンタルの面で不安な新田君はマウンドをおり、渡部君が入り、レフトに肩のいい人が入りました。何をするかと思えば、キャッチャーのサインで、ピッチャーはフォアボールを二回だし、わざと満塁にしたのです。そして、ピッチャーはレフトにボールを打たせ、そのボールを取ったレフトはそのままホームベースに投げたのです! そして、それはアウトになったのです! 本当に凄かった。そして十一回表。松山のランナーは三塁。同じく岡村はフォアボールで一塁に送ります。そして。作戦は失敗してしまった。三点入ってしまいます。岡村はマウンドを降りました。試合はそのまま松山商が勝利を収めました。本当に最後まで粘って、いい試合をしてくれた両チームに拍手を送りたい。試合が終わらなければいいのにとまで思ってしまいましたよ。本当にありがとう。これからの活躍に期待します!!

<岡村君>
落ち着いた顔の下に
熱い闘志を秘めて
ミットを見る真っ直ぐな目が
本当に綺麗でした。

めったに表情が変わらないのに、
ピンチのときに薄い苦笑いを貼り付けるんだよね。
がんばれっ! て言いたくなるよ。
真剣な厳しい顔が本当に輝いていました。

<新田君>
あどけなさの残る顔が
真剣さを帯びて
ボールは魔法のように
ミットに吸い込まれる。

彼はカーブが凄くよかった。
三振をとったときの
満足そうな笑顔が可愛かったです。
打つのも絶好調だったね。
ホームランを打たれて、
がっくりひざをついたときはかわいそうでした。
でも君にはあと一年ある! 先が楽しみです。


 そのほか、キャプテンらしく、打つところで打って、指示もして、選手を力づけてた今井君。ピンチのとき、救ってやりたいって顔で、サインを出していたキャッチャー境君。もう、みんなサイコーにかっこよかったよ!!
 
 星稜の山本君が投げるのも見たかったなあ。でも、毎年出れるとは限らないのが甲子園だもんね。
 本当に甲子園はいい。チームワークのよさに感動するし、一生懸命やってるのが伝わってくるし、何が起こるかわからないし。一心にボールを追う目がいいね。試合中は、やっぱり、一番辛い、守備側を応援しちゃうね。ピッチャーがマウンドという中心で懸命に投げるのを、バックのみんなが「任せろ!」という感じで支えて、キャッチャーは全体を見渡して指示をする。このときが一番緊張すると思うから、毎回守備の方を応援してしまうのだ。どっちが勝つかって言うのより、どんな試合をしてくれるかというのに、面白みを感じます。あー、もう、なんだかんだ言ってきたけど、要は高校野球が好きってことです。いつかなまで見たいよー!
よおし、私もがんばるぞ! と言うことで、詩を一編。

<甲子園>
真夏の空に
真っ白なボールが
少年たちの熱い想いをのせて
高く上がる




 一九九六年 八月二十二日


 S子の話には母親が出てこない。今日、彼女は母親の話になったときに言った。「うちのお母さん、中三のときに死んでるの。隠すつもりじゃなかったんだけど」 
 なんていえばいいか分からなかった。「そうなんだ……」
 同情されるのは嫌だろうと思ったので、あまり追求しないで他の話題に変えた。いろいろ彼女の話を聞いたんだけれど、彼女はものすごく大人だと言うことがわかった。小学生のときに宗教の本を読み漁ったそうで、いろんなことを考えてきたから、そして、辛い経験をしたから、今のS子のように、意志のはっきりした子に育ったんだろうな。もう、彼女には彼女独自の考えや価値観が存在していて、凄いなと感心した。受験のときに母をなくしたのに、県下一の高校に入ったS子。どんなに辛かっただろう。本当に彼女はがんばったんだろうな。私はまだまだだなあ。




 一九九六年 八月二十四日


 今日は本当に久々に(二週間ぶりくらいに)あの人に会えた。来ないと思ってたから、驚いた。たかが学年集会のために……。友達としゃべってて気づかなかったんだけどね、はじめは。お! いる! と思って、でもあえて見ないように(迷惑だろうから)。向こうは多分声で分かったのかな? 一度こちらを見て、また違う方向を向いてしまった。でもとても嬉しい!
 それに、今日は中一の時の同窓会があったのです。みんな変わってない! 私もそういわれた。珍しくスカートをはいていたから、びっくりされちゃったけどね。懐かしかったです。


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                       今回はここまで。


今でも外出時にスカートはあんまりはかないです。家では袖のないワンピというか、部屋着を着てますが……。夏はそれでもワンピース着たりする、かな? 普段はもっぱらジーンズです。


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こんにちは、お久しぶりです。天音です。


暑い日が続いていますね。
クーラー代が恐ろしいです。

高校生のときの私はちょっといろいろうとくて、日焼け止めをぬってなかったんですよね。このシーズンはもう、運動会練習に毎日追われていて、更衣室で女子が身体に塗っている白いクリームに、うーんと思っていたものでした。

毎日裸足で、校庭、講堂、体育館1、2、を、それぞれのブロックで持ち時間で移動して練習をしていました。
校庭では男子はタンブリング、女子は創作ダンス。スタンドが出来上がってからは応援コンテストの練習。
講堂、体育館では応援コンテストの練習。応援歌とパネル操作ですね。うちの高校は応援コンテストとタンブリングが結構有名で、パネル操作は凄く芸術的だとほかのブロックのを見ながら思っていました。自分たちがやっているパネルは運動会後のビデオでわかるという……。間違っていると目立つので必死でやりました。

そして、うちの高校で練習中に出されていたのが、カルピス。
今思えば衛生的にどうなのよ、と言う感じですが、
大量に薄いカルピスが作ってあって、それを飲んでいたんですね。
そのせいかどうか、うちは夏場は今でも夕ご飯のときにカルピス飲んでますよ。
主人も同じ高校出身なんで懐かしいのかな。

このシーズンになると、もう運動会間近なので、授業後は恐ろしく忙しく、今思えば、よく熱中症にならなかったよなあと思います。
今より温度は低かったからよかったのかなあ。最近の子供たちは大変だと思います。

運動会の練習や準備自体はかなり前から始まっていたんですよね。
確か、5月に文化祭があって、それが終わるともう運動会に向けての活動が進んでいくという……。ブロックが決まり、応援歌練習は体育館、ダンスの練習は廊下とかでしてましたね。応援コンテストの練習かブロックのスタンドの絵の色塗りが選べるようになっていて、一年生のときは応援コンテスト練習に参加してましたが、基本的に団体が嫌いな私は、二年からはもっぱら色塗りをしてました。懐かしいです。

高校生のときの運動会をかなり参考に書いた作品が、
「体育祭(こいまつり)」です。
うちの学校にはジンクスはなかったし、一日で終わりますけど……。
よろしかったらお読み下さい。

「体育祭(こいまつり)」


っと脱線してしまいました。
未来の誰かに贈る日記をお送りいたします。

ココから日記


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 一九九六年 九月一日


 「どうして?」と言う疑問は、解決しても後から後から湧き上がってくるものだ。世の中は分からないことが多いから。知ってどうなるかというと、自己満足するだけのことが大抵だけれど。それに、はっきりしている答えがない問いのほうが多い。人の気持ちとかもそれだと思う。だから「どうして?」はつきものなんだよね。でもそれは、当然だけれど凄いと思う。人間ってやはり考える生物だなとつくづく思う。きっと死ぬまで疑問は尽きることなく、学ぶ姿勢は崩れないんだろうな。



 一九九六年 九月七日


 今日はほんっとうに久しぶりに中学のとき塾で一緒だった男子に会った。小さくて、可愛かったけど、今では背ものび、やっぱ男の子なんだあ、という感じになった。「よ!」と声をかけると、笑って「バイバイ!」と言った。うーん笑顔は変わらないなあ。いつまでも素直なままでいてほしい。こんな風に普通に話せる男子もいるのに、O君の前だと本当に変人になってしまう私が悲しい。
 でも、今日、あの人に会って、一応挨拶をしたのだ。
 私が顔を洗って、タオルでふきながら部室のほうへ戻っていると、入れ違いに顔を洗いにきたようで。誰もいないし、言うっきゃない! と思い、「コンニチワ」と声をかけてみると、やっぱり無表情のまま軽くお辞儀をして、「こんにちは」とごにょごにょと言ってくれた。まあ、なにはともあれ、無視されなくてよかった。でも、相変わらず、何を考えてるのかさっぱり分からない。嫌なのかな、やっぱり……。


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                    今日はここまで


 恋のほうはまったく進展していない高校生の私でした。
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 それではまた!               天音花香

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 こんにちは、天音です。
 
 ちょっとお久しぶりな感じですね。
 大分涼しくなりましたが、来週はまた暑いようですね。うーん、なんだか気候があんていしなくて、変な感じです。
 風邪などひかないようにしたいですね。

 今日も「未来の誰かに贈る日記」をお送りいたします。
 
 うーん、青春ですね! と読み返して思いました。
 なんだろう。大学もゼミが大変なところだったから、研究室でみんなで居残りみたいな感じでしたが、でも、皆が一つの事を目標に頑張るって言う感じではなかったですね。
 当時感じていたことは正しいかもしれないと今思う私です。
 もちろん、高校卒業しても、頑張るところは頑張ってきたとは思うんですけどね。でも、やっぱり昔の日記を見ると、自分が年をとったな、と感じてしまいます。
 青春って味わえる時期があるんだろうなあ……。その時期にある方、もう、力いっぱい青春してください! その時期を過ぎた方、それでもがんばっていきましょう!


ココから日記


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 一九九六年 九月十日


 好きな人が同じ学校にいるって、なんて素敵なんだろう! 同じ学校で、同じグラウンドで運動会の練習をしているというだけで、私は幸せ! この頃は後頭部だけで彼だと判断できるようになってしまった。他の男子はみんな同じに見えるのに、好きな人だけが浮き出て見える。私の目は正確にあの人だけを追ってしまうんだ。さらに、段々行動パターンが読めてきたから、余計に目に付くようになっている。好きって感情は凄いな。


夜とは言えない
でも日は沈んでて
空は深い青
一筆で描かれた
すじ雲は
淡く光って
オーロラのよう
一日で 最も私の好きな空



 一九九六年 九月十五日


 今日は運動会の当日! 十分ほど集合に遅れてしまった……。ま、いーか(反省しなさい)。
 今回は実を言うと、最初練習中ちょっとしらけてた。役員の中には普段だらしない(人のことは言えないけど)人がいたからだ。何を言われても、「だったら自分もちゃんとしなよ」と思ってしまう。だけど、応援コンテストとか、その他はやっぱり勝ちたいし、妥協、ということで、その人たちの普段には目を瞑って、一生懸命やるようになっていった。(もちろん普通もちゃんとしている役員もいました)
 そして、今日、当日を迎えた。
 棒引き。私の棒は負けてしまった。耐えたけれど、かなりひかれてしまったのだ。
 網も負けた。でも不思議と悔いはない。それは悔しかったけれど、よくやったと思えたから。
 男子タンブリング。結果は最下位の四位だったけれど、あの七ピラ(七段のピラミット)は一生忘れないよ! この日のために、男子は一生懸命体作りしてきたんだもんね。よく分かってるから。(個人的には筋肉質なの嫌なんだけど。特に、上半身裸だから目のやり場に困るっていうか。そういうのが恥ずかしいお年頃なのです)
 女子創作ダンス、二位。本当に惜しかった!! でも、踊っててものすごく楽しかったよ。役員の子達が一生懸命作った振り付け。踊れなくなるのが悲しいほど。
 そして、応コン! パネルは一番上手と言われてたけれど、声がいまいちだった私たち。今日は声が裏返るほど歌った。むちゃくちゃ勝ちたかったんだ。そして、応コン一位!!! 総合では三位だったけれど、男子のがんばりがすごかったし、女子もがんばったし、凄く楽しかった。もう、来年から味わえないんだ、と思うと、胸がぐっと詰まって凄く悲しい。さびしい。多分、これからは、今日みたいにみんなで一つになって、一生懸命やることってないね。もうちょっと最初から頑張ればよかったなあと後悔。でも本当に今日はサイコーだった。
 なんとあの人は陸上αとγ二つに出ていたのです! さらにどちらも一番走者で、αは一位、γは二位で入った! すごい、凄い! 同じブロックだったので、気兼ねなく応援できるのがどんなに嬉しかったか!
 私はどうしても、感動した気持ちを伝えたくて、片付けをしているときに、ちょうど一人のあの人を見つけて、「陸上、凄く速かったね!!」とコーフン気味に言ってしまいました。すると、ちょっとびっくりした顔をして、でも、次はちょっと不満そうな顔をしてうなった。やっぱ、二位はくやしかったのかな? と私が思っていると、一言。「――疲れてしまった」あの低い声で言ったのだった。なんかとても普通の会話じゃないですか?! もう、とっても×100嬉しかった。私は「お疲れ様!」と言って、その場を去って、嬉しさのあまり、友達に報告しながらジャンプしてました(本当にどうしようもなく馬鹿)。多分あの人にも見えてたでしょう。ちょっと後悔。その後は元気百倍! 片付け超がんばった! あの人は走ってたときも無表情で、男子と話してるとき以外無表情が多いから、今日見せてくれた人間らしさがとっても嬉しかった! もっと知りたいな。

 片付けも終わり、役員が一人一人挨拶して、終わるときは、本当に悲しかった。ああ、もう、終わるんだって……。宗教的だ(応コンの練習の仕方が)とかいろいろ投書箱で意見が飛び交ってたけど、やっぱり一生懸命やれるってことは素敵だと思う。それが終わってしまうなんて……。あの人とも練習時間とかに会えなくなるなんて。寂しいよう。




 一九九六年 九月十五日
 

 帰宅後。
 うー、なんかむなしいというか、さびしいというか……。これからは運動会を経験できないんだと思うと、なんともいえない痛みが胸を襲う。今までにも何度か味わったことがある痛みだ。卒業式(小学校の)の春。いつもは楽しくなる春が、ものすごく寂しくて、息苦しかった。それから、中一の春。部活の先輩方が卒業するのを見送って、ひと気の少なくなった校門に、風だけが吹いていたときもこれと同じ痛みが襲った。
 そして、今。
 ああ、私はこうやって大人になっていくのだろうか。いくつもの別れ、そして、喪失。嫌だな。もっと高校生していたい。訳が分からないままに、我武者羅に走りまくって、がんばった運動会。毎日毎日、裸足で、苦しくて暑くてたまらなかった。体中がいつも筋肉痛で、仕切ってる役員がうざったくて、どちらかというと、早く終われ! って思っていた。でも、夕暮れまで残ってやった競技練習とか、毎日出される冷たいカルピスの味だとか(今年は衛生面が気になり、二度しか飲まなかったけれど、高校一年、二年のときのんだ、冷たくて、薄いカルピスの味が忘れられない)、分刻みの移動、行動だとか、男子のタンブリングの練習のかけ声だとか、必死になってやったパネル操作だとか、今回はあの人とブロックが同じで、いろんな面を発見できたし……。なんかあげるときりがないくらいすごくたくさんの思い出があって……。本当に私この高校に入ってよかった。中学のときは、ただ、T先生を喜ばすためだとか、いじめから逃げるためだとかいう、どうしようもないような理由だったけど、今、本当に思う。私は、この高校に入ってよかった。
 これからは、悔いが残らないように勉強、だね!
 
 あの人は今、どんな気持ちかな。


 

 今日はここまで。
 
 
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 それではまた!               天音花香 

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 こんばんは、夜遅くに天音です。

 かなり涼しくなりましたね。
 それでもうちのマンション内は温かく、外に出たときにそのあまりの涼しさにびっくりします。もうすっかり秋というか晩秋?
 今年は夏が長かったけれど、冬も早いのだろうかと気候の変動にぐったりです。


 未来の誰かに贈る日記、お送りします。
 日記にも書いてあるんですけれど、もう、恋愛のことばっかりになってきてます(苦笑 そういうお年頃だったのでしょうか。
 でも、小学生のときにつけていた日記も好きな人と親友のことばかりで、他に考えることなかったのかなと読み直すと思います。小学生のときの日記は見せるために書いていないので、もう、書き放題というか……。それを読んだ後に、高校生のときのこの日記を読むと、ああ、随分マシになっていると思います。これでも!? と思わないでくださいね。

 それではスタート。


 ココから日記



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 一九九六年 九月十八日


 だめだな。一度会話をしちゃうともっと話したいって思っちゃう。ブロック解散して、これからはあまり会えなくなるというのに……。あー、そんなの嫌だ! もっともっと話したい! いろんなこと知りたいのに! でも、煙たがられるのはもっと嫌だな。




 一九九六年 九月十九日


 私は体育を終えて教室へ。あの人は教室から部室へ体育のために着替えに。(今思うと、部活に入ってない人たちはどこで着替えていたのかな? 私は部室がO君と近かったので、体育の時間が入れ違いのときは会えるので嬉しかったが)
 本当に偶然。ちょっとずれてたら会えなかったはず。以前なら、そうやってすれ違えただけで、とってもHAPPY! でも、いつの間に私はこんなに欲張りになったの? 会えたんだから挨拶しようって。いつもはお互いに隣に友達がいるからしないけど、あの人の隣には誰も居なかったし、私の隣にいた友達は、今は恋愛とか興味ない子だったし、いいやと思って。私ってば馬鹿。ちょっと会話ができたからって、距離が縮まったと勘違いだよね。いっぱい人いたのに。なのに。
「こんにちは」
 小さく言ったんだよ? 他の人に聞こえないように。でも、あの人は素通り。あ、無視されちゃった……。私はショックで。でも何ともない風に笑って、
「無視されちゃったっ」ってごまかし。でも、ずーっとその後の英語の時間、悲しくてため息ばかりついていた。やっぱ、めーわくなんだ。うっとーしーって思ってるんだ。そう思うと、悲しくて悲しくて。次会ったときは絶対何も言わないって心に決めた。でも……。そう、売店で飲み物買ったのも偶然。それから部室へいくとき、やっぱりばったり遭ってしまった。一時間前に無視された細い道で。私はもう傷つきたくないから、顔をすぐ下げて、俯いてあげなかった。あの人は、私がお辞儀をしたと誤解したんだろうか。「こ……ちは」あの人の低い声。すれ違いざまにふってきて……。え? 私、てっきりまた無視されると思っていたので、何も返せなかった。でも、とっても意外。私に言ったんだよね? もしかして、「無視された」って言ってた言葉が聞こえたのかな? ちょっとは気にかけてくれたのかな? なんか、とても意外すぎて信じられないよ。でも私ってば単純。その声聞いたとたん、顔がにぱあってにやけてなおらない。本当に、もう、なんだかよく分からないよ。でも嬉しかった、本当に。まったく、あの人は気づいているんだろうか? 自分の行動が、人にこんなに影響与えてるってこと。本当に人を好きになるって困ったことだよね。知れば知るほど魅かれちゃうじゃん! 今頃勉強かな? がんばってね!って自分もだけど……。

今日はとってもはっぴっぴ!




 一九九六年 九月二十二日


 今頃勉強してるかな?(午前十時二十七分)私もそろそろがんばらなければ(遅すぎです)。他のことが手につかない、なんて恋はいらない。あの人のせいにすることはできない。自分を見失うことは許されない。一喜一憂なんてしてられない。あの人にはあの人のするべきことがあるんだから、邪魔なんかしてはいけない。一目見られたらそれでいいじゃん。挨拶して、返してもらえなくても、もう何も考えない。迷惑かもしれないね。でも、だったら言えばいい(言えないよね)。ということで、そんなことは忘れてしまえばいい(無理だけど)。忙しいんだとか、タイミングが悪かったんだって、いいようにとらえて、うじうじしないで自分のことする! そっちのほうがお互い数段いい。あの人の存在は常に私の元気、活力じゃなきゃいけない! まずは大学。あの人のことは卒業式まで置いておこう。さあ、やるぞ!!

なんか最近、内容が恋愛のことばかりになっている……。


 
 一九九六年 九月二十三日
 

 何かを学ぶって、決して嫌いではなかった。新しいことを吸収するのはワクワクしたし、疑問が解決できたときは凄く嬉しかった。でも面白いだけじゃなかった。常に耐えなくてはならなかった。難しくて、放り出したくても、我慢して、それでやっと分かるようになって、面白さが倍増するんだ。でも、いつからだろう。耐えるのが面倒になって、どうでもいいやと思うようになって、勉強をしなくなった。なんて楽なんだろう!そしていつしか勉強の面白さを私は忘れてしまった。辛かった部分だけ見えて、勉強が嫌いになった。そして受験生になった。私は教科書から嫌われたまま。私も嫌い。どうしていいか分からない。でも、やっぱり勉強は面白くなくては続かないと思う。早く昔の感覚をとり戻さなくては。毎日生きることさえ精一杯の人たちだっている中、せっかく勉強する機会をもらっているのだから。




 一九九六年 九月二十四日


 小さい頃に、何度も見た悪夢があった。一つは漢字に関するもので、何もない空間に薄い青色の線が、がーっと引いてあって、そこにわらわらと漢字が……。(弟も同じ夢をみていました)うーん、今になっては、なぜあんな夢を見たのか……。もう一つは、いまだに眠りかけとか、他のことしてるときにふっと見たりする。詳しい内容はすぐ忘れてしまうのですが。誰かに裏切られる夢です。私が何か言うと(多分「なぜ?」とか「お前もか?」とか)にやりと相手は笑うのです。それで私は言いようのない恐怖に駆られて、そこで目が覚める。その夢が何を表しているのかは分からない。でも、それは多分私にかかわることだと思う。前世? もしくは未来? 私の夢はただの夢じゃないことが多いので……。
 それはおいといて、今日は朝から、あの人に何か起こるとか不吉な不安がなぜかあったので、朝、自転車がないのを見たときは怖くてたまらなかった。結局、あの人はこなかった。風邪でもひいたのだろうか? 早く治るといい。明日は元気な顔が見られますように! もう贅沢は言わない。顔が見られればそれでいいから。

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 今日はここまで。
 

 
 裏切られる夢は最近はあまり見ません。時々白昼夢で見てたんですけど、教会に通うようになってから見ていない気がします。

 相変わらず、人より人間不信な部分が多い私ですが、神を信じることによって大分その不安は薄らいでおります。神は人を裏切ることはないから。神を信じることで、「信じる」ということを学び、他の人に対しても信じるようになれればと思っていた私。最近は前向きに人を見られるようになったと思います。一番近くにいる主人を疑うことがあるというのは私にとっても辛いことだったので、それがかなり緩和され、主人をいっそう愛しく思えるということは幸せですね。

 前世で何があったにしろ(分りませんが)、今生きている私は私。そう思って、今を大事にしたいです。


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 それではまた!               天音花香 

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