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天音花香の小説をUPするブログです。個人サイトの小説はこちらに移しました。現在二時創作と短編を中心に書いています。
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天音花香
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女性
職業:
主婦
趣味:
いろいろ・・・
自己紹介:
小学生のときに、テレビの影響で、小説を書き始めました。高校の時に文芸部、新聞部で文芸活動をしました(主に、詩ですが)。一応文学部でです。ですが、大学時代、働いていた時期は小説を書く暇がなく、主婦になってから活動を再開。

好きな小説家は、小野 不由美先生、恩田陸先生、加納朋子先生、乙一先生、浅田次郎先生、雪乃 紗衣先生、冴木忍先生、深沢美潮先生、前田珠子先生、市川拓司先生他。
もう一つのブログでは香水についてレビューをしております。
http://yaplog.jp/inka_rose/
こんな私ですが、宜しくお願いします。





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こんばんは、天音です。

今日は「緋い髪の女戦士」7をお送りいたします。

この小説は、六道 慧さんの「神の盾レギオン 獅子の伝説」の二次創作です。
(かなり前の作品なので、知らない方はすみませんです)

少しはこちらも進めたいと思い、書いてみました。
短くてすみません。


拍手、とても嬉しいです。コメントいただければさらに喜びます。
それでは、お楽しみいただければ幸いです。

登場人物紹介はこちらから

最初から読む方はこちらから

ココから小説



 「なぜです? なぜこんなことを?」
 マーニは振り返らずに訊ねた。気配でソリスだと分っていた。
「まだ忘れてはいないんだな、ラミレスのおじさんのこと」
「ソリスさまだってリアファーナ王女のことを忘れてはいないでしょう!?」
 マーニは言葉をはいて、振り返った。すると静かな目をしたソリスがいた。
「!?」
「……ああ、忘れちゃいないさ」
 悲しみを含んだソリスの声に、マーニは黙った。
「だけど」
 ソリスはじっとマーニの目を見つめた。
「リアファーナは死んだんだ。それはどうしようもない事実で、受け入れるしかない」
「……どういう意味です? 私がローエングリン公爵の死を受け入れていないと? そんなことはありません。私……だって……、わた……しだっ……」
 ラミレスの最期が思い出され、マーニは声をつまらせた。
「わかっ……て、いる、から……だから、悲し……」
 マーニの目から涙が零れる。
「っ……」
 こんな姿をソリスに見られたくないと思ってもどうしようもなかった。
 悲しかった。悲しくて悲しくて。でも、悲しんでいる暇もないほどいろいろなことが起こりすぎて。いや、あえて向き合っていなかったのかもしれない。
「ああ。悲しんでいいんだ。自分の感情をときには優先していいんだ。泣くだけ泣いてしまえ」
 ソリスはそう言って、自分の短衣にマーニの頭を押し付けた。
「っ……」
 マーニは嗚咽をもらして泣いた。ラミレスのために、そして、自分のために泣いた。
 どれくらいの時間が経っただろう。ソリスの短衣を涙でぐしゃぐしゃにして、マーニは顔を上げた。
「……申し訳ございません……」
 恥ずかしくて、ソリスの目をまともに見られなかった。
「ん」
 でも、なんだかすっきりしている自分に驚いた。
「……ソリスさまも、泣いたんですか?」
「……ああ。泣いた。でも、俺は男だから、そんな姿を人にさらすわけにはいかねえからな。っと、えっと、いや、別に、マーニが女だということを侮辱してるわけじゃねえぜ? まあ、その、そっか、男だからじゃなくて、俺が嫌だからって言えばよかったのか」
「そうですね」
「難しいな」
 一人で泣いているソリスの姿を想像して、マーニは悲しくなった。ソリスはマーニのしらないところで、一人で悲しみを乗り越えたのだ。
「しっかし、死んだ人間を超えるってのは難しいんだろうな……。ラミレスのおじさん、めちゃくちゃ強かったしな……」
「……? 超えたいんですか?」
「あ? まあな。そりゃ、強くなりてえよな。誰にも負けないくらい。……エル・カルーの女は強い男が好きだしな……」
「? なんですか?」
 後ろの方が聞き取れず、マーニは訊ねる。
「いや、まあ、こっちの話だ」
 ソリスはそっぽ向いてそう答えた。
「?」
「とにかく、俺もマーニより強いってことはわかっただろ?」
「まあ、そうですね」
「ラミレスのおじさんのように」
「ローエングリン公爵は汗すらかいてませんでしたが?」
「う、ま、そーだな」
 痛いところをつかれて、ソリスは言葉をつまらせる。
「でも、私よりも強いことは分りました。私ももっと鍛錬しなければならないと思いました」
「そうくるか」
「は?」
「もういい」
「はあ?」
「それはそうと、だ」
「はい」
 ソリスはマーニの目をまっすぐ見た。
「マーニ、お前、最近平和呆けしすぎじゃねえか?」
 いつも平和呆けのソリスに言われたくないとは思ったが、マーニはその言葉に少しぎくりとした。
「ミレトスの相手は俺の相手より楽だろうな」
「まあ、そう、ですね」
「……ミレトスの剣技の稽古のとき、俺に気づかなかったな」
「……はい」
「確かに俺は気配を消していたが、らしくないんじゃねえか?」
「……はい……」
「俺が敵だったらミレトスは死んでいる」
「!」
 マーニは息が止まりそうになった。
「ま、少しは気合が入ったろ?」
 ソリスの行動はいつも理解できないとマーニは思う。だが、最近は思う。ソリスはただの馬鹿ではない、と。
「しばらくアルベルトを仮の従者と認めてやることにした。あいつ、俺とお前の手合わせを見てなんて言ったと思う?」
「……さあ?」
 ソリスはにやりと口の端を上げた。
「俺と同じことを言いやがった」
「あ……」
「しばらくはアルベルトで我慢してやる。マーニ、ミレトスの従者である限り、お前がミレトスを守るんだ」
「は」
 マーニは気持ちを引き締め、頷いた。
「なんか、柄にもないことばかり言ったから疲れちまった」
 ソリスはそう言って大きなあくびをした。
「娼館にでも行くかな」
「……」
 疲れて娼館に行くというのもどうなのだろうとマーニはため息をつく。でも、まあ、ソリスらしいといえばソリスらしい。
「あまりフランドル少将を困らせては可哀相ですよ、ソリスさま」
「へいへい」
 ソリスの生返事にマーニは苦笑する。でも、まあ。
「今日は、その……ありがとうございました」
 マーニの言葉にソリスは悪戯っ子のように笑った。
「俺に借りができたな、マーニ。いつか返してもらおっと。
まあ、マーニが号泣したことは誰にも言わないでいてやるから安心するんだな」
 ソリスの言葉にマーニは赤面する。
「か、借りは返しますが、今日のことは忘れてください!」
「やーだね」
 楽しそうに言ってソリスは歩き出し、そして、ふと足を止めて振り返った。
「何か?」 
「マーニ。ミレトスは俺や姉上の弟だ。それを忘れるな」
 そう言ったソリスの目は鋭い光を帯びていた。
「じゃあな」
「はあ」
 マーニはソリスの言葉を反芻する。
 ソリスやレイミアの弟……。いやな予感しかしないのはきっと気のせいではない。
 


 ここまで読んでくださりありがとうございました。
 まだまだ続くと思われます。これからもどうぞよろしくお願いします。

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 次は短編になるかどちらか分りませんが、できれば近いうちに!                                 天音花香

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